奥川投手と走ろう! 「早く寝ていっぱい食べて」 小松で野球教室、球児120人
プロ野球ヤクルトの奥川恭伸投手(23)=かほく市出身、星稜高OB=による野球教室は7日、小松市のこまつドームで開かれ、児童約120人が交流を楽しんだ。奥川投手は、けがからの完全復活を目指す今シーズンについて「しっかり活躍したい。応援よろしくお願いします」と語り、ふるさと石川の球児らに奮闘を誓った。 加賀市内の学童野球クラブ5チームが参加した。奥川投手はキャッチボールや守備、打撃の練習を見て回り、手本を示しながら「コントロールを意識してほしい」などと助言した。投球も披露し児童を沸かせた。 質問も受け「小学生は早く寝て、ご飯をいっぱい食べ、練習して体を大きくすることが大事だ」と説いた。サイン入り色紙とボールが当たる抽選も行われた。 能登半島地震のため中止された昨年の教室であいさつ予定だった加賀学童野球クラブの石蔵楓佑さん(錦城小6年)が代表して感謝の言葉を述べ、「1軍で活躍する姿を楽しみにしています」とエールを送った。 奥川投手と広告出演契約を結ぶ大同工業(加賀市)が教室を主催。社員の子弟も参加し、冒頭、新家啓史社長があいさつした。 ●「試合は全部勝つ」 終了後、奥川投手は報道陣に「今年はシーズンを通して活躍したい。投げる試合は全部勝つくらいの気持ちでマウンドに立ちたい」と意気込んだ。