Sareee 高橋奈七永と引き分け単独首位キープも「久しぶりに追い込まれた。厳しい戦いでした」
「プロレス・マリーゴールド」(23日、後楽園ホール) シングル最強を決めるリーグ戦「DREAM★STAR GP 2024」のスターリーグ公式戦とドリームリーグ公式戦が4試合ずつ行われ、スターリーグはワールド王者のSareeeが得点10で単独首位をキープした。 【写真】桜井麻衣と引き分けた青野未来 女子レスラーらしからぬ色白でめちゃ可愛い Sareeeは長年女子プロレス界をけん引してきた高橋奈七永と対戦。序盤からエルボーや張り手の打ち合いで意地むき出しにやり合う。 高橋はエプロンにいたSareeeの右脚を場外からラリアットで払うと、鉄柱、ドラゴンスクリュー、イス、逆片エビ固め、足首固めと右脚攻め。Sareeeも卍固め、脇固め、腕ひしぎ十字固めとサブミッションで応戦する。時間はあっという間にたち、14分過ぎにSareeeは裏投げ、高橋がブレーンバスターの体勢からのパワーボムを放ったところで15分時間切れ引き分けとなった。 Sareeeは「久しぶりに追い込まれたような、厳しい戦いでした。決着がつかなかったのがメチャクチャ悔しい。高橋奈七永、アンタを倒したい」と、2015年にスリランカで敗れ、昨年は上海で勝った高橋との決着戦を熱望。高橋は「勝つつもりで臨んだけど悔しいしか言葉が見つからない。勝てそうだったよね!?優勝して正々堂々もの申したい」と、タイトル挑戦を宣言した。 スターリーグはこの他、ユナイテッド・ナショナル王者の青野未来が、デビュー戦の相手を務めた桜井麻衣と時間切れ引き分け。ボジラはCHIAKIをライガーボムで撃破し、松井珠紗と田中きずなの全敗対決は松井がMKDでリーグ戦初白星を挙げた。この結果、決勝進出の可能性があるのは得点10のSareee、得点9の高橋と桜井、得点8の青野とボジラとなった。 メインイベントではジュリアのWWE移籍後、エースとして期待される林下詩美が、LLPW-Xからの刺客で、無敗街道を突っ走るNØRIとドリームリーグ公式戦で激突した。 MMAとの二刀流・NØRIの各種キックと腕ひしぎ十字固めなどの関節技、バックドロップなどの投げ技で追い込まれたが、サイドバスター、バックフリップ、パワーボム、ジャーマンスープレックスホールドなどパワフルな投げ技で反撃。最後はこの日3回目のトライとなったハイジャックボム(ハイジャックバックブリーカーからのパワーボム)で3カウントを奪った。 林下は「メチャクチャ痛かった」と蹴りのダメージに顔をしかめながらも、「本当に本当に楽しかった。今日は私が一枚上手だったみたいですね」と充実を口にし、再戦を熱望。リーグ戦にも生き残り、「私は(最後の公式戦と決勝戦が行われる28日の)名古屋で必ず決勝に勝ち進みます」と宣言した。NØRIも「負けちゃったけどメチャクチャ楽しかったです」と、サバサバした笑顔を見せていた。 ドリームリーグはこの他、後藤智香が天麗皇希とのタッグパートナー対決に臨み、バックドロップをエビ固めに切り替えしてリーグ戦初白星。翔月なつみはMIRAIのラリアットを捕獲してエビ固めで丸め込み、野崎渚はビクトリア弓月をノアルランサーハイで撃破した。この結果、決勝進出の可能性があるのは得点8の林下と天麗とNØRI、得点7のMIRAIと野崎となった。