【みやこS】3歳馬サンライズジパング弾んだ 坂路で併せ馬ラスト12秒1
みやこSの追い切りが30日、東西トレセンで行われた。ジャパンダートクラシック3着のサンライズジパングは、栗東坂路で躍動感ある動きを披露。JRA重賞初制覇に向け、視界良好だ。 ◇ メンバー中、ただ一頭の3歳馬サンライズジパングが栗東坂路で活気あふれる最終追い切り。初コンタクトした鮫島克駿騎手が好感触を伝えた。 「跳びが大きくて不器用そうだけど、動きはよかった。スムーズな競馬をさせたいですね」 序盤は折り合って進んで、じわじわ加速。手綱は動かなくとも力強いフットワークを繰り出し、4ハロン55秒0-12秒1をマークした。音無調教師は「テンの入りが遅かったぶん、全体時計は出ていないが、動き自体は良かった」とうなずいた。 前走のジャパンダートクラシックでは、BCクラシックに挑戦するフォーエバーヤングや、東京ダービー馬ラムジェット相手にしぶとく粘って3着。師は「1コーナーで勝ち馬に寄られたときに自分で(自分の)脚をぶつけた。度外視でいい」と前向きに振り返る。 前走後は在厩調整。脚は回復し、順調に調教を積めている。師は「状態は前走以上。条件も問題ない。勝たないとチャンピオンズCに出られないので、いい結果がほしい」と力を込めた。(増本隆一朗)