アストンマーティンF1、ランス・ストロールとの契約を”2025年以降”まで延長。ホンダPU搭載マシンもドライブへ
6月27日、アストンマーティンF1はドライバーのランス・ストロールと契約を2025年以降まで延長したことを報告した。これにより、ホンダのパワーユニット(PU)を使う2026年も、ストロールとフェルナンド・アロンソのラインアップが継続されることが事実上決まった。 【動画】ついにホンダがF1参戦継続を発表!アストンマーティンとともにF1世界タイトルの獲得に挑戦 ストロールは現在のアストンマーティンF1の前身であるレーシング・ポイント時代の2019年からチームへ加入。彼の父親であるローレンス・ストロールがチームを買収しアストンマーティンへと名を変えた後も、継続してドライバーとして起用されてきた。 ただ2025年以降に向けては、チームメイトのフェルナンド・アロンソとの成績の差や、ドライバー市場の動きが激しいこともあり、ストロールがついに交代されるのではないかという憶測も生じていた。 だが最終的にアストンマーティンは、ストロールの継続起用を決定。今回ストロールは2025年と、それ以降もチームに留まることが発表された。 なおアストンマーティンは既にアロンソとも契約を延長済み。そのため、アストンマーティンは、ホンダのワークスパワーユニットを搭載する予定の2026年シーズンも、アロンソとストロールのラインアップを継続することが事実上確定した格好だ。 「2025年以降もこのチームに残ることを決めることができ、とても嬉しい」 そうストロールは語った。 「この5年間でここまで来られたのは、驚きだ。チームとして大きく成長し、まだまだ楽しみなことがたくさんある」 アストンマーティンのチーム代表であるマイク・クラックは、次のように付け加えた。 「ランスのアストンマーティンでの将来を確定することができ、嬉しく思う」 「彼はこのチームを構築する上で、重要な役割を果たしてきた。彼の技術的なフィードバックと献身的なシミュレータ作業は、マシンの継続的な開発に貢献してきた」 「ランスとフェルナンドのふたりがチームに残り、一貫性と安定性を確保できることは、我々の野望を実現し続けるための素晴らしいベースだと思う」 「さらに素晴らしい思い出を作り、共に更なる成功を収められることを、楽しみにしている」
Alex Kalinauckas