フォルクスワーゲン・ポロGTIが25周年 専用装備や人気のオプションを装着した227台の限定車登場
ポロGTIエディション25が日本に上陸
フォルクスワーゲンのBセグメント・ハッチバックの「ポロ」のスポーツ・モデルで、伝統のGTIバッジをつける「ポロGTI」が2023年に25周年を迎えた。先に発表された欧州から1年遅れとなったが、その誕生25周年を記念した限定車「ポロGTIエディション25」が日本に上陸した。 【写真30枚】生誕25周年を迎えたフォルクスワーゲン・ポロのスポーツ・モデル、「ポロGTI」に世界限定2500台で設定された特別仕様車「ポロGTIエディション25」の詳細画像をチェック ◆世界限定2500台 この25周年記念モデルは、世界2500台限定のアニバーサリー・モデルとして、2023年にドイツをはじめとするヨーロッパで導入。今回は、その内の227台が日本で限定発売される。 ◆初代ポロGTIは1988年に途上 「GTI」の名は、周知のとおり、1976年に登場した初代「ゴルフGTI」に遡る。ポロに初めて与えられたのは1998年。3代目ポロをベースとする初代ポロGTIは、日本にも2000年から本格導入された。125psを発生する1.6リッター直列4気筒DOHCエンジンが搭載され、最高速は205km/hに達した。 2005年には150psの1.8リッター直列4気筒ターボ・エンジンを搭載する2代目が登場。3代目は179psの1.4リッター直4ターボ・エンジンとデュアルクラッチ式7段MTのDSGを組み合わせ、2010年にデビューしている。 そして、2017年に発表され、日本には2018年に導入された200psの2.0リッター直4ターボ・エンジンを搭載する4代目GTI(6代目ポロ・ベース)。2022年にはフェイスリフトが行われ。2.0リッター・エンジンを207psにパワーアップするなどの改良が行われている。0-100km/h加速は6.5秒(欧州測定値)だ。 ◆数々の特別装備を付加 今回の特別仕様車、GTIエディション25は現行型をベースに、数々の特別装備により精悍なデザインとダイナミックな走りが与えられたまさに特別なモデルだ。 エクステリアは、18インチ・アルミホイールをはじめ、ルーフやドア・ミラーがブラックになり、スポーティなイメージが強調されている。一方のインテリアは、前席にはシートヒーターが備わる専用のスポーツ・レザーシートを装着。レザー・マルチファンクション・ステアリングホイールにはGTIを象徴するレッドのアクセントを施すなど、個性的な空間に仕立てられた。限定生産車であることを示す「One of 2500」が記されたドアシル・プレートがオーナーの所有満足度を高めてくれそうだ。 ◆可変ダンパー&インフォテインメントを装着 走りも強化されている。ノーマル・モデルで人気オプションの「スポーツ・セレクト」シャシー付きスポーツ・パフォーマンス・キットが標準装備されている。「スポーツ」モードと「ノーマル」モードの切り替えが可能な可変ダンパーにより、ダイナミックな走りと快適な乗り心地を両立している。また、通常はオプションの純正インフォテイメント・システム「ディスカバー・プロ」も標準装備となるなど、特別な装備が数多く用意されていて、GT」ファンならずとも見逃せない特別な限定車になっている。 価格は486万5000円。なお、ベース車の448万5000円に対し、38万円高となっている。 文=塚田勝弘 (ENGINE WEBオリジナル)
ENGINE編集部
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