米トランプ前大統領の暗殺、イランが企てているか…当局が情報を入手 CNN報道
CNNは16日、関係者の話として、イランがアメリカのトランプ前大統領の暗殺を企てているとの情報を当局が入手していたと報じました。この情報に基づき、シークレットサービスは過去数週間、トランプ氏周辺の警備を強化していたということです。 【動くグラフ】米大統領選挙2024 バイデンVSトランプ・支持率の推移 ただ、CNNは消息筋の話として、暗殺未遂事件で射殺されたクルックス容疑者が、イランによる暗殺計画に関与していた兆候はないと報じています。 また、イランによる脅威については、集会前にトランプ陣営とも共有されていたということです。 シークレットサービスによる警備が強化されている中で、トランプ氏の暗殺未遂事件が起きたことが明らかになり、警備態勢への批判がさらに強まりそうです。 一方、国連イラン代表部の報道官はCNNに対し、「これらの非難は根拠がなく、悪意あるものだ」と述べ、トランプ氏の暗殺計画を否定したということです。 ただ、その一方、「トランプはソレイマニ司令官(2020年にアメリカ軍に殺害されたイラン革命防衛隊の司令官)の暗殺を命じた罪で起訴され、法廷で罰せられるべき犯罪者だ」と非難した上で、「イランはトランプを裁くために法的な道を選んでいる」と強調しました。