レクサス UX【3分で読める国産車解説/2023年版】
レクサス UX(LEXUS UX) 現行モデル発表日:2018年11月27日 車両価格:455万9000円~565万7000円 【写真はこちら】 リアゲートの「LEXUS」やリアドアの「HYBRID」エンブレムが廃止に。(全6枚)
走りの上質さと使い心地がアップ
試乗車はランフラットタイヤから一般的なラジアルタイヤに履き替えて、乗り心地や静粛性の向上を図ったバージョンL。パワートレーンはハイブリッドの250hという組み合わせだが、従来の印象と比べると確かに乗り心地の良さが際立つものになっていた。 UXのバージョンLは、デビュー当初から穏やかさを狙ったサスペンション設定としていたが、微小な入力を柔軟に減衰するラジアルタイヤの特性も加わって、街中を走行していると出くわすマンホールや路面の補修痕のような小さな凹凸を、足は心地よく応答して乗員に衝撃を伝えない。 感心するのは大入力時の突き上げに伴う入力音も、しっかり封じ込められていることだ。ラジアルタイヤとはいえ、UXほどのサイズにもなると、そのバネ下の重量もけっこうなものだが、暴れることなくタイヤはすっきりと路面に追従する。ボディ剛性の強化が奏功しているのか一般速度域でのマナーは、この車格にしてレクサスの名にふさわしい品格を備えていた。 一方の高速域で大きな入力があると、ふわんとした上屋の動きに、ちょっと足が柔らかいかなと思うところもなくはない。挙動が不安定化するような緩さではないが、引き締まった乗り味を好みとするのであれば、Fスポーツを選ぶに越したことはないだろう。(編集部註:現行型はマイナーチェンジでUX300hになりました)
レクサス UX250h バージョンL 主要諸元
●パワーユニット:2L 直4+モーター ●システム最高出力:135kW(184ps) ●駆動方式:横置きFF ●サスペンション形式:前ストラット、後ダブルウイッシュボーン ●タイヤサイズ:225/50R18 ※編集部註:現行型はマイナーチェンジでUX300hになりました
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