吉田正尚に吹く“逆風”…FA資金捻出のための「放出要員」と米報道 残留でも「ベンチ要員」の可能性
レッドソックスの吉田正尚に“逆風”が吹いている。ヤンキースからFAとなっているフアン・ソトの獲得を目指しているレッドソックスが、吉田を「放出候補」として挙げる可能性を米メディア『USA TODAY』のボブ・ナイチンゲール記者が報じた。 【動画】絶好調の吉田正尚がメジャー初の代打本塁打!「この男は止められない」と絶賛される男の一発を見る 同記者は「ソトの獲得に真剣に取り組んでいるチームは、メッツ、ヤンキース、ブルージェイズ、レッドソックスの4チームだけだ」としており、レッドソックスが「大物(獲得)にお金を使いたいと世界に向けて叫んでいて、すべてのトップFAの入札に参加するつもりだ」と記した。 その例として「ソトと会い、うまくいったことを周囲に伝え、コービン・バーンズ、マックス・フリード、ブレイク・スネルというFAの目玉投手のうち1人と契約したいだけでなく、実際には2人と契約したいと代理人に伝えた。フリードとスネルのうち、少なくとも1人の左腕との契約に固執している」という。 他にも、ブルワーズからFAとなっている遊撃手のウィリー・アダメスにも強い興味を持っているといい、「レッドソックスは近々ミーティングを予定しており、内部ではラファエル・デバースを三塁から外すことも話し合っている。また、(アストロズから)FAのアレックス・ブレグマンと契約するか、カージナルスのオールスター三塁手であるノーラン・アレナドをトレードで獲得する可能性もある」とし、吉田を放出することで、さらに資金を捻出したいという算段だと伝えている。 吉田は残留したとしても、デバースが三塁を外れて一塁にコンバートされ、正一塁手のトリストン・カサスがDHで起用されれば、吉田はベンチに追いやられる可能性が高い。来季のチーム編成で、吉田にとっては厳しいメジャー3年目になることが予想される。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]