半面芝・半面クレー!? フェデラーとナダルが繰り広げた前代未聞の激闘
続く第2セットは、最初のクレーからのナダルのサービスゲームをフェデラーがブレークすると、そのままゲームカウント4-2とセットを優位に進める。ナダルも続く芝からのサービスゲーム、クレーの第9ゲームをキープして持ちこたえたが、結局はフェデラーが6-4で奪取。セットカウントを1-1に戻し、勝負は最終第3セットに持ち込まれた。
この頃になると、2人とも異例の試合環境に順応し始めていて、両者ともにサービスキープが続く。そして第12ゲームでも重圧の中でフェデラーがキープし、試合はタイブレーク決着にもつれ込んだ。
迎えたタイブレークでは、最初の6ポイントが相性の良くない芝でのプレーとなったナダルが、本領を発揮できずにカウント2-4と追いかける展開となったが、得意の赤土へのコートチェンジを契機に躍動感を取り戻して反撃。マッチポイントをダブルフォールトで逃す場面もあったが、最後は12-10でフェデラーを退け、2時間半の試合を制して地元の観客の前で歓喜の瞬間を迎えた。【翻訳編集】 AFPBB News