【京成杯AH見どころ】堅実無比アスコリピチェーノが古馬を一蹴する
GI戦線で安定した成績を収めているアスコリピチェーノが4カ月の充電期間を経てターフに復帰。今回は実力のある古馬との戦いになるが、決め手はむしろ上位。中山は初見参だが、コース替わりは不問でここも好勝負だ。出走を予定している主な有力馬は次の通り。 【写真】アスコリピチェーノのこれまでの軌跡 ■9/8(日) 京成杯オータムハンデ(3歳上・GIII・中山芝1600m) キャリア5戦でオール連対と安定感抜群のアスコリピチェーノ。ここ2戦は取りこぼしているものの、前々走の桜花賞は4コーナー付近で外に膨れるロス。前走のNHKマイルCは直線で窮屈になって厳しい競馬を強いられたもの。その不利を考慮すれば、非常に中身の濃い競馬をしている。放牧から帰厩後も順調に乗り込まれて中間の動きも文句なし。初めての中山コースになるが、阪神マイル戦でのレースぶりから問題ない。勝って古馬GI戦線に名乗りを挙げる。鞍上はC.ルメール騎手。 オーキッドロマンスの前々走・葵Sは、スプリントの重賞でいつものようなレースができず失速も、前走は1400mに延びたことで楽に先手を取って、最後も再加速しての勝利。今回は開幕週の中山で更に持ち味であるスピードを生かせるはず。連勝も可能だ。鞍上は内田博幸騎手。 その他、ここ2戦機動力を生かして粘り強い競馬をしているディオ、酷な斤量を背負っても安定した走りを披露しているエアファンディタ、阪神JFを3着と好走しているコラソンビート、初コースの中山が吉と出そうなセルバーグ、実績のある右回りに替わって巻き返しを狙うディスペランツァ、近走が案外だがGI馬のドルチェモアなどが大舞台へ向けてしのぎを削る。発走は15時45分。