《ブラジル》ホビソン前CNI会長、生田氏ら7人=令和6年秋の叙勲受章者
コウジ・フカサワ(83歳、リオ・デ・ジャネイロ州リオ・デ・ジャネイロ市、旭日双光章、在リオ・デ・ジャネイロ総領事館推薦、外国人叙勲)。1997~99年にリオ・デ・ジャネイロ日系協会副会長を務め、99~2001年まで同協会会長を務めた。01~23年にリオ・デ・ジャネイロ州日伯文化体育連盟副理事長を務め、23年から現在まで同連盟理事長を務めている。リオ・デ・ジャネイロ州内の各日系団体の協力を得つつ、各種日系イベントを実現し、同州における日系社会の活性化及び日伯両国間の文化交流に貢献した。
キヨミ・マサキ(64歳、パラナ州クリチバ市、瑞宝単光章、在クリチバ総領事館推薦、外国人叙勲)1960年パラナ州出身。パラナ連邦大学で森林工学を学び、同州政府機関にて林業技士として務める。森林科学専攻の修士号も取得し、同分野の専門家として活躍していたが、移住者であった父親の影響もあり、徐々に日本への関心を強め、1995年に在クリチバ日本国総領事館に就職した。以来、約30年にわたり広報文化班員、総領事秘書などとしてブラジル南部における日本の外交活動の展開に大きく貢献した。計5回の天皇陛下及び皇室のパラナ州御訪問受け入れに携わり、常に中心的な役割を担った。
生田勇治(77歳、パラー州ベレン市、旭日双光章、在ベレン領事事務所推薦、邦人叙勲)。医師として勤務する傍ら、北伯日系社会を代表する組織である汎アマゾニア日伯協会会長及びアマゾニア日伯援護協会会長、アマゾニア病院院長を歴任し、日系社会の融和発展、医療福祉向上に尽力した。州政府と交渉して協力を得、アマゾン日本人移住80周年、日伯外交関係樹立120周年、日本人ブラジル移住110周年、アマゾン日本人移住90周年という大規模周年行事を成功に導いた。アマゾニア病院開設当時、医学生として巡回診療活動に従事し、長年にわたって同地域における医療向上に貢献している。文部科学省国費留学生、JICA研修生でもあり、留学生OBで組織されるパラー州日本ブラジル留学生同窓会の会長として、優秀な候補者の発掘にも尽力した。
ジャウロ・ドゥアルテ・フォン・ゲーレン(79歳、リオ・グランデ・ド・スール州ポルトアレグレ市、瑞宝中綬章、在ポルトアレグレ領事事務所推薦、外国人叙勲)。1999年4月1日から現在に至るまで、在ポルトアレグレ日本国総領事館、在ポルトアレグレ出張駐在官事務所、在ポルトアレグレ領事事務所の顧問弁護士を連続25年にわたり務めてきた。顧問弁護士として法律面における強力かつ信頼のおけるサポートを提供し、「日本国在外公館活動に寄与」したとして叙勲された。