バレーボール日本女子がフランスにストレート勝ち 古賀紗理那、31日中国戦へカギは「サーブ」…NL
◆バレーボール ネーションズリーグ女子マカオ大会 日本 3(25―14、25―18、25―15) 0 フランス(30日、中国・マカオ) 1次リーグ第2週の2戦目が行われ、パリ五輪の出場権を目指す日本は、開催国枠で出場権を持つフランスを3―0で下した。通算4勝2敗。日本は1セット(S)も失わずに勝ちきり、五輪切符に向けても大きな勝利となった。両チーム最多19得点の古賀紗理那主将は「スタートからサーブはしっかり工夫して打っていこうと、スタッフから話はあったし、選手もしっかり打っていくことができたのが今日の勝因」と振り返った。 第1S、日本は山田二千華のサービスエースなどでいきなり4連続得点を挙げた。終盤は古賀のレフトからのスパイクで得点を重ね、セットポイントを握ると、山田のクイックで先取した。第2S以降もサーブがさえた日本は、ミドルブロッカーの荒木彩花、山田らのクイックを多用し、多彩な攻撃を見せた。荒木がチーム3位の10得点、山田が9得点と機能した。 真ん中からの攻撃を増やし、高さのある相手ブロッカーに的を絞らせなかった。これにより、古賀や石川真佑によるサイドからの攻撃も決まりやすくなった。「(チームの)反省としてクイックが使えていないので、多用していこうと、チームで話していました」と古賀は納得の表情で振り返った。 31日はパリ五輪の出場権獲得へ、大一番となる中国戦。16年リオ五輪金メダルの強敵を倒せば、目標に大きく前進する。「高さのあり、オフェンス力の高いチーム」と主将は印象を語った。勝負していくためのカギの一つには「サーブ」を挙げた。日本は多彩な攻撃を駆使し、一丸となって挑んでいく。 ◇マカオRの日程 ▽28日 2●3ブラジル ▽30日 3〇0フランス ▽31日(同日午後8時30分) 中国 ▽6月1日(同日午後5時) ドミニカ共和国 ◇日本女子のパリ五輪への道 五輪出場12枠のうち、昨年五輪予選で出場権を獲得したトルコ、米国、ブラジル、セルビア、ポーランド、ドミニカ共和国と、開催国・フランスの7チームが決定。残る5枠は16チームで争うNL1次リーグ終了時の6月17日付の世界ランクで決定。アジア・オセアニア、アフリカ大陸はまだ出場権を得ておらず、日本はアジア最上位となるか、すでに出場を決めたチームなどを除く上位3か国に入ることが条件。
報知新聞社