発熱・たん・関節の痛みなどの症状…ワクチン接種も40℃の発熱 インフルエンザ猛威、「咳止め」など処方薬が不足【Nスタ解説】
オンライン直売所「食べチョク」秋元里奈 代表: 病院に行く判断も難しいと思います。例えば、微熱のときは、判断が難しい気がしているのですが、病院に行く目安みたいなものはありますか。 ひなた在宅クリニック山王 田代和馬 院長: 実は、インフルエンザのシーズンに熱が出たからといって、全員受診した方がいいという情報発信はしていません。 ある程度、健康な若い人で、発熱があっても、食事がとれて、水も飲めて、意識もしっかりしているということであれば、様子を見ていただくというのも一つの手ではあります。 とはいえ、不安になると思います。体調があまりにもしんどく、という場合に病院にかかるのは仕方がないかなと思います。寒い中、すごく無理をしてまで、全員が病院に行けばいいというわけでもないと思います。 ホランキャスター: 病院に行って、別の感染症などに罹ってしまう可能性もありますよね。 ひなた在宅クリニック山王 田代和馬 院長: 本当にこの時期はよくあって、風邪で受診をして良くなったけれども、その後また熱が出てきて、調べたらインフルエンザだったという人もいます。 ■市販薬を飲んでしのぐのはいい? 薬足りている? 良原キャスター: インフルエンザはこれからピークを迎えると言われていますが、薬は足りているのでしょうか。 ひなた在宅クリニック山王の田代和馬院長によると、▼治療薬「タミフル」は足りているそうです。▼「咳止め」「解熱剤」など処方薬は不足が続くということです。 ひなた在宅クリニック山王 田代和馬 院長: なかなか十分に薬が用意できないこともあるので、やはり感染しないようにしていただく、感染してしまった場合は安静にするなど、基本的なことが大切になってくると思います。 井上キャスター: 熱が出た場合、基本的に市販薬を飲んでしのぐのはいいのでしょうか。 ひなた在宅クリニック山王 田代和馬 院長: 基礎疾患があまりない人や、症状がそんなに重くなければ、市販の総合漢方薬で対応するというのも十分いい一手だと思います。
========== <プロフィール> 田代和馬さん ひなた在宅クリニック山王 院長 地域密着型の在宅医療で診療を行う 秋元里奈さん オンライン直売所「食べチョク」代表 33歳 神奈川の農家に生まれる
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