「逮捕前に保釈金を支払えば身柄の拘束は避けられる」30代の男性が計1800万円だまし取られる 詐欺の国際電話
熊本県内でも後を絶たない「電話で『お金』詐欺」で、今回熊本県内で被害に遭ったのは30代の男性だった。11月に警察官をかたる男から「事件の容疑者として疑われている」などと言われ、1800万円をだまし取られる詐欺被害が発生した。 【画像】事件のはじまりは一本の国際電話
「このままでは携帯電話が使えなくなる」
11月4日、熊本・山鹿市に住む30代の会社員の男性に、通信事業者をかたった男から「あなたの携帯電話から、かなりの数の迷惑電話がかかっている。このままでは2カ月以内に携帯電話が使えなくなる」などと国際電話の番号で連絡があった。 そして、電話の相手は警察官をかたる男に代わり、「あなたは事件の容疑者として疑われている。逮捕前に保釈金を支払えば、身柄の拘束は避けられる」と、被害者に話を持ち掛けてきたという。 言われた男性は、数回に分けて合わせて1800万円を指定された口座に振り込んでしまったということだ。男性は、「逮捕されるような心当たりはなかった」と被害に遭ったことに気付き、11月8日に警察に相談した。 警察は、「電話でお金の話が出たら詐欺を疑ってほしい」としていて、1人で判断せずに、家族や警察に相談するよう注意を呼びかけている。 (テレビ熊本)
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