日向坂46と日本武道館の深い関係 けやき坂46時代からの“原点”となる舞台に四期生が立つ意味
日向坂46 四期生が、8月27日から29日の3日間にわたって『日向坂46「四期生ライブ」』を開催する。2023年の四期生『おもてなし会』と『新参者 LIVE at THEATER MILANO-Za』を経て、グループの主軸へと成長した四期生が今回立つ舞台となるのは、日本武道館となる。遡ること2018年。グループにとって、日本武道館公演は初の単独3DAYS公演をした思い出の場所でもある。酸いも甘いも経験したこの舞台で、今度は四期生が3DAYS公演に挑む。 【写真】日向坂46、『5回目のひな誕祭』での堂々とした姿 日本武道館公演の開催は、YouTubeチャンネル『日向坂ちゃんねる』にて、6月21日から23日まで3日間にわたって生配信された「ひなたフェス開催決定記念!日向坂46時間TV~全国おひさま化計画~」の中で発表された。四期生のMV解説企画の最後に「伝統のあの場所へ」と題した映像が流れ、日本武道館公演がアナウンスされたのだ。2022年に加入した四期生はこの2年間で先輩たちの背中を追いかけながらも、自分たちの居場所を探し続け、『新参者 LIVE at THEATER MILANO-Za』ではひとつの集大成を見せてくれた。加入から3年目となる2024年は新メンバーという立ち位置ではなく、グループを自分たちが引っ張っていかなければいけない。石塚瑶季の「日向坂46を四期生がもっともっと底上げできるような存在に成長して、先輩方に一歩ずつでも追いつけるように頑張ります」という言葉からは、これから日向坂46を背負っていく四期生の覚悟を感じられたはずだ。 振り返ると、グループが初めて日本武道館のステージに立ったのは日向坂46の前身であるけやき坂46時代の2018年のこと。当初は日本武道館3DAYS公演のうち1日目をけやき坂46、2日目と3日目を欅坂46がそれぞれライブをする予定だったが、欅坂46が公演を見送ったことで、急遽けやき坂46が3日間を担当することになったのだ。『日向坂46ストーリー』(集英社)にはメンバーの当時の心境が事細かに記されているが、本公演で見せたけやき坂46のステージは初の単独ツアーとなった『ひらがな全国ツアー2017』や『欅坂46デビュー1周年記念ライブ』でのステージを経て、着実にグループとしての個性を確立させていった。