【クラファン最前線】1億円オーバー達成のプロジェクトも! 成功する秘訣、残念な結果に終わる理由
目標金額達成するかは1週間でわかる…重要なのは「準備」
スモールスタート的なゴール設定が流行る中で、残念なプロジェクトがあるのには、やはり残念な原因があった。 「クラファンを行う際は大義名分が重要です。 自分は何者であり、何のためにクラファンを行うのか、支援金は何に使われるのか、プロジェクトにかける想いなどを具体的に明文化する必要があります。 ただ、ここまでは必要最低限で、それよりも重要なのは、どうやって上手くまわりを巻き込んで協力してもらうかです」 クラファンでの支援の広がり方は、1/3から半分までは関係者や知り合いが占め、そこから口コミで知り合いの知り合いへと広がっていくという。もともと起案者が有名であることを除いて、初めてプロジェクトページを見た第三者が支援してくれることは少ない。 「1週間以内に目標金額の1/3を超えれば、到達しやすいというデータがあります。ここでつまずくと、目標金額を達成することはほぼありません」 はじめての場合は、クラファンを立ち上げる前に、まずはまわりに協力を呼びかけること。また、支援したいと思えるようなリターンを作ることだという。そして、これらをスムーズに行うために重要となるのが事前の準備だ。成功するかどうかの9割は準備にかかっていると言っても過言ではなく、反対に「準備が甘いと、残念な結果に終わる」と加藤さんは分析している。 ◆クラファン初心者でもノウハウを学べる「CAMPFIREアカデミー」 準備が重要といわれても、はじめての場合はとまどうオーナーが多いのも事実だ。原稿作成、写真撮影、リターン内容、SNSでの告知など、やることは多い。 ただ、迷った場合の救済措置も用意されている。それが、「CAMPFIREアカデミー」だ。 「プロジェクトを立ち上げる時は、まず過去の成功事例を参考にするという手がありますが、弊社のマーケティング部が独自に分析した統計データやノウハウをまとめた『CAMPFIREアカデミー』というサイトを参考にするのもおすすめです。 クラファンの基礎知識、プロジェクトの作成方法、広め方、細かい成功ポイントなど幅広く掲載されています」 ほかには、専任のアドバイザーに頼ったり、サイト上のチャットで相談することも可能だ。最近ではAIも導入しはじめ、プロジェクトページの完成度を高めるサポートにも注力している。 「今年からセミナーにも力を入れはじめたのですが、ありがたいことに多くの方が参加されています。年間にすると約4000名。成功事例のオーナーインタビューなども掲載しているので、ぜひ参考にしていただきたいですね」