瀬戸さおり、井上ひさしの名作「父と暮せば」で舞台初主演決定 2027年7月上演「夢がかないました」
俳優、瀬戸康史(36)の実妹で、NHK「光る君へ」に出演し、話題の女優、瀬戸さおり(35)が二人芝居「父と暮せば」(演出・鵜山仁)で舞台初主演することが決まった。2025年7月1~25日に東京・紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYAで上演。その後、全国をまわる。 広島の原爆投下で一人だけ生き残った娘、美津江(瀬戸)が、その負い目から恋することを禁ずるも、亡くなった父(松角洋平、47)が幻となって現れ、恋の応援団長として励まし、見守る物語。1994年の初演以降、何度も再演された劇作家、井上ひさしの名作だ。 同作のファンだった瀬戸は「どんな役をやりたいか、聞かれるたびに『美津江がやりたい』と答え続けていたら、夢がかないました!!」と満願成就に大喜び。 「大切な人を失い、幸せになってはいけないと葛藤する姿を見て『私も美津江として舞台で生きたい』と、ずっと思っていました」とこれまで秘めてきた思いを吐露。「そんな風に思ったのはこの作品が初めてだったので、出演が決まったときはうれしくて震えました」と振り返る。 二人芝居は初挑戦で、「稽古中はずっと頭を抱えているんだろうと思いますが、演出の鵜山さん、相手役の松角さんに助けていただきながら、新たな『父と暮せば』をお見せできるよう頑張ります」と誓った。