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　パワハラなどの疑惑で告発された兵庫県の斎藤元彦知事。18日午後1時半すぎから囲み取材が行われ、不信任決議案の提出について、斎藤知事は「補正予算を成立させることが重要。どのように可決されるか含めて対応していくかはしっかり考えていく。ご批判は受け止め反省する」などと話し、改めて続投する意思を改めて表明しました。 【LIVE】斎藤知事は囲み取材を実施…何を語った？ 　（兵庫・斎藤知事） 　「私の責任の果たし方は4年の任期をしっかりやること、ご指摘・ご批判はあるが、それでもなお県政の歩みを止めずに進めていくのが厳しい状況ではあるが責任の果たし方だと思います。私は責任を感じていないのではない、県政の歩みを止めないことが大事だと感じています」 　そのうえで、不信任決議案が出された場合には「可決された時点で様々な選択肢から対応を検討したい」などと話しました。 　また、仮に県議会を解散した場合、選挙などで約16億円がかかると試算されていて、知事が行ってきた行財政改革と矛盾するのではとの質問に対して、「議会側の判断なので、議会の判断は重く受け止める」などと話しました。 　兵庫県議会では86人いる全ての議員が先週までに、斎藤知事に対して即時辞職を要求していますが、斎藤知事は続投の意志を示し続けています。こうした状況を受けて、県議会の各会派は19日午後にも知事への不信任案を全会一致で提出する方針です。 　JNNは現時点で提出予定の不信任案を独自に入手しました。MBSは、9月19日午後にも県議会で提出される予定の不信任案を入手しました。県政に深刻な停滞と混乱をもたらしたことに対する責任が指摘されています。 　【現時点で提出予定の不信任案より】 　「来年度予算は新たに県民の信任を得た知事の下で編成されるべき」 　不信任案は各会派が非公開で協議を重ねまとめられたもので、斎藤知事に対して「県政に深刻な停滞と混乱をもたらしたことに対する政治的責任は免れない」としています。 　一方で、兵庫県民からはこのような声が聞かれました。 　（50代）「ここまできたら1回辞職してもらったほうがきれいと思う」 　（30代）「もっと他に議論しないといけないことがたくさんあると思うので、他の知事にかわって」 　（90代）「1人亡くなっている。そういうことに対して道義を感じていないのが腹が立ちます」 　不信任案の可決は確実な情勢で、斎藤知事の判断が注目されます。