ハリケーン被害のレイズがヤンキース施設を借りて来季継続「家賃をソト資金に充てるのでは…」
10月に米国フロリダを直撃したハリケーン「ミルトン」で甚大な被害を受けたレイズの本拠地トロピカナ・フィールドが使用不可能となり、レイズは2025年シーズンをヤンキースの春季キャンプ施設であるタンパのジョージ・スタインブレナー・フィールドで行うことを決定した。2026年まで復旧のメドが立たず、MLBの危機的状況にヤンキースが施設を提供した。 【写真】レイズは来季ここでプレーすることになる 同球場は設備も整っており、レイズのトロピカナ・フィールドより利便性もいい。レイズにすれば貸し出してくれたヤンキースに感謝しかないはずだが、ア・リーグ東地区のライバル同士だけに釈然としない部分もあるようだ。敵のオーナーの名前がついた球場でプレーするのも屈辱的に違いなく、しかも現在はFAで注目のソト争奪戦の政敵でもある。 そんな状況とあって地元メディア「FANSIDED」は「ヤンキースはレイズに無料で使用させているわけではない。両チームの合意により、ヤンキースは1500万ドル(約23億1500万円)の収益を得ることになる」と生々しく報じている。 同球場はヤンキースの春季キャンプ施設であると同時にシングルAの本拠地であるため、レイズ受け入れにさまざまな弊害が伴い、高額な「家賃」が生じるもの当然だ。それを同メディアはソト獲得と結びつけ「ヤンキースはお金を必要としているわけではなく、彼らは〝余剰資金〟としてオフシーズンに充てるができる。ソトの契約の最後にゼロが1つ増えれば、その理由が分かるだろう」と資金の足しにされるという。勘ぐりも分からないではないが、今回ばかりはピンチを救ってくれたヤンキースに感謝した方がよさそうだ。
東スポWEB