「強いて言うなら…」 日本特有のマナー カナダ人が「ふと我に返る」瞬間とは
海外から見ると、特有のマナーが数多くある日本。お辞儀をしたり、家の中は土足厳禁だったり――。日本で暮らしたことがあるカナダ人も、理解はしつつもマナー違反をしてしまう場面があるのだそう。いったい、どのようなときなのでしょうか。 【写真】「ふと我に返る」とカナダ人が驚いた日本のマナー 日常でよく見かけるもの ◇ ◇ ◇
10年前に英語教師として日本へ
カナダの首都・オタワから日本を訪れているブレンダンさんとクロイさん。クロイさんは、10年ほど前に英語教師として日本に2年間住んだ経験があり、それ以降はたびたび日本を訪れているそうです。 この日の東京は、最高気温が9度しかない真冬並みの寒さ。 「前回来たのは昨年の7月だったので、すごく暑かったんです。でも、今回は寒くて……。日本の夏と冬の両方を味わっていますね」 苦笑いを浮かべたブレンダンさんですが、ふたりの出身であるオタワだと、この時期の平均気温はマイナス5.4度。段違いの寒さだけに、「それでも暖かいです」とクロイさんからは笑みがこぼれていました。
電車やバスの中での過ごし方の違いに驚き
ブレンダンさんが日本へ来るのは、今回で3回目。すっかりなじんでいるようで、電車やバス、地下鉄などの公共交通機関を駆使して楽しんでいる様子です。 「日本でこれは変だなとか、不思議に感じたことはあまりありませんね。強いて言うなら、ですが……電車やバスの中で、私たちは話すのが当たり前です。しかし、日本ではシーンと静寂に包まれていますよね。だから、いつも通り話していると、ふと我に返って静かにしなければという気持ちになります」 日本の静かさに驚く外国人観光客は、少なくありません。電車やバスなどの公共交通機関では大きな声を出さない、携帯電話をマナーモードにする、通話はしないといった、たくさんのマナーがあります。それらは外国人にとって目新しく映るようです。 まもなく帰国するため、カナダにはない商品などの買い物に余念がないふたり。今度は、春や秋など過ごしやすく、自然も美しい日本を見に来てもらえるといいですね。
Hint-Pot編集部