【採点&寸評】死闘制して準決勝へ…U―23日本代表、数的優位で大苦戦も延長戦でカタール下す
◆サッカー男子パリ五輪アジア最終予選兼U―23アジア杯 ▽準々決勝=延長戦15分ハーフ= 日本4―2カタール(25日・ドーハ) 【写真】延長前半に決勝ゴールを決めた細谷 日本はカタールを延長戦の末に4―2で下し、準決勝進出を決めた。準決勝に勝利すると、パリ五輪出場権を獲得する。 採点と寸評は以下の通り。 大岩剛監督【5・5】死闘を制して準決勝へ。死闘に「してしまった」試合でもあったが GK小久保玲央ブライアン【6・0】後半からボールに触る機会はほとんどなし。それでも最後まで集中を切らさなかった(と思われる) DF関根大輝【6・0】競り負けて失点関与となったが、そんなことには目を瞑りたくなるほどの馬力、攻撃センスが光る。頭角を現し始めた頃の酒井宏樹を彷彿とさせる DF木村誠二【6・5】不可解な警告で動きにくくなるも、豪快ヘッドで貴重な同点弾。あれがなかったらと思うと恐ろしい DF高井幸大【6・0】落ち着いた球さばきで、チームのいい意味での「ブレーキ役」も担う DF大畑歩夢【5・5】右と比べて左の機能性は乏しかったが、運動量が最後まで落ちなかった点は評価したい MF藤田譲瑠チマ【6・5】縦横無尽にピッチを駆け回る。決勝点は彼のコシの効いた鋭い縦パスから MF山本理仁【5・5】攻守のバランスをうまくとったが、決定的な仕事はできず。「ボランチで試合を動かす」展開にしたかったが… MF松木玖生【6・0】アシスト未遂もあるなど存在感を示していたが、前半のみでの交代に。警告を受けたことが考慮されたか FW山田楓喜【6・5】開始65秒で先制点。あの左足は、どのクラブも欲しいだろう。欧州各国の熱視線は確実。MOM FW佐藤恵允【5・0】切り替えだとか、守備だとかは頑張っているのだが。数的優位時のウイングとして、期待に応えたとは言い難い FW細谷真大【5・5】100分ほど寝ていたが、延長後半10分にやっと、ついに、ようやく、とうとう目覚めて決勝点。もう大丈夫、でしょう FW藤尾翔太【5・0】後半開始時IN。あれだけ外したら次は決める、でしょう MF平河悠【6・0】後半38分IN。左サイドで出場。時折感じさせる「町田らしさ」、実に頼りになる MF荒木遼太郎【6・5】後半51分IN。スルーパスで細谷の決勝点をアシスト。出場時間は限られたが、確かな爪痕を残す MF川崎颯太【6・5】延長後半開始時IN。内野航のゴールを実質アシスト FW内野航太郎【6・5】延長後半開始時IN。同時投入の川崎と2人で1点をもぎ取る DF半田陸【―】延長後半9分IN。出場時間短く採点なし ※平均は5・5~6・0点。MOMはマン・オブ・ザ・マッチ
報知新聞社