ダブルス元世界ランク1位ヴェスニナが現役引退、四大大会を複数制覇<女子テニス>
現役引退
女子テニスで元ダブルス世界ランク1位のE・ヴェスニナが22日までにSNSを更新し、現役を引退すると発表した。 【エレナ・ヴェスニナ 選手詳細情報】 38歳のヴェスニナは、シングルスでは2017年にキャリアハイ13位を記録するなどツアー通算3勝を記録。一方のダブルスでは2018年に自己最高の1位に到達しキャリア通算ではツアー18勝をあげるなど、ダブルスでより活躍をおさめた。 ダブルスではE・マカロワと2013年の全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)、2014年の全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)、2017年のウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)の3つビッグタイトルを獲得。また、2016年の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)ではB・ソアレス(ブラジル)とともに混合ダブルスを制した。 さらに、2021年の東京オリンピック(日本/東京、ハード)の混合ダブルスではA・カラツェフとのペアで銀メダルを獲得している。 2018年と2023年に子どもを出産しているヴェスニナ。今シーズンは競技に復帰したが、タイトルを獲得することはできなかった。 SNSを通してヴェスニナは以下のようにコメントを綴った。 「少女だった私は、大舞台でテニスをプレーし、このような結果を残せるとは夢にも思っていませんでした。さよならを言うときが来ました。でも、私のキャリアを通して、ファンのみんな、WTAのファミリー、ダブルスやミックスダブルスのパートナー、そしてツアーの仲間たちからもらったすべての思い出とサポートにとても感謝しています。テニスは私に生涯の友をもたらしてくれました」