人里近くでクマの目撃相次ぐ 駅や飲食店 テントの近くにも…キャンプ場は閉鎖 北海道
25日、北海道釧路市や根室市、大樹町でクマの目撃が相次ぎました。 釧路警察署によりますと、釧路市駒牧の国道240号で午前7時半過ぎ、阿寒方向へ走行していたドライバーが右から左へ横断する子グマを目撃しました。 子グマは林の中に姿を消しましたが、約200メートル離れた地点には飲食店があります。 釧路市によりますと周辺では、この春から約20件のクマの目撃情報が寄せられていて、18日には住宅の網戸が壊される被害も出ています。 また、根室市では午後2時40分ごろ、JR花咲線・昆布盛駅の目の前で、道路を横断するクマ1頭を市民が目撃しました。 十勝の大樹町でも午後1時ごろ、カムイコタン公園キャンプ場で、テントを張っていた女性(30代)が約10メートルの距離で体長およそ1.5メートルのクマを目撃しました。 その後、クマはキャンプ場の南側の歴舟川を泳いで渡り、山の方向へ消えて行ったとみられます。 クマの目撃を受けキャンプ場は閉鎖されました。 警察や自治体などはクマへの警戒を強めています。