【ONE】“石の拳”リネカーがOFGムエタイで2連続KO勝ち。5万ドル獲得で「ロッタンと戦いたい」──順番待ちか
2024年10月5日(土)タイ・ルンピニースタジアムにて『ONE Fight Night 25: Nicolas vs. Eersel II 』(U-NEXT配信)が開催された。 【写真】リネカーの強烈な左! 本職のキックボクサーを打ち砕いた(動画あり) ▼第7試合 ONEバンタム級 ムエタイ 3分3R 〇ジョン・リネカー(ブラジル) [1R 2分14秒 KO] ×アレクセイ・バリカ(ロシア) リネカーは元UFCで元ONE世界バンタム級王者。2023年2月のファブリシオ・アンドラージとの再戦で4R TKO負け後、キム・ジェウォン、ステファン・ロマンに連勝も、2024年1月に青木真也に1R 一本負け。9月にONEムエタイルールに初挑戦するとエイサー・テン・パウを2Rに右フックでKOしてみせた。 バリカはTiger Muay Thai所属のロシア人キックボクサーで、2023年9月にONE初参戦。2連勝していたヨッドIQ・オー・ピモンシーからダウンを奪って判定勝ちすると、2024年1月にはあのスアキムと対戦。 ダウン応酬の激闘となり、最後はバリカが3Rに左フックでスアキムをKOした。3月のパンリット戦では判定負けとなったが、7月にステファン・コロディを左フックで初回KOしてONEでの戦績を3勝1敗とした。踏み込みの速さが脅威。 1R、リネカーが右フックをフルスイング、バリカはどっしりと構えて首相撲からのヒザ。リネカーは身体を沈ませて右のフェイントから飛び込んでの左フックでダウンを奪う。 回り込むバリカだが、再び左フックをもらってダウン。リネカーがロープを背負ったバリカに右のフェイントから左フック、左右ボディから左フックを叩き込むと、バリカはゆっくりと倒れていった。 オープンフィンガーグローブのONEムエタイルールで2試合連続KOとなったリネカーは5千ドルのボーナスもゲット。「ロッタンと戦いたい」とアピールした。UFCフライ級では当時3位のイアン・マッコールも下しているリネカーだが、4度の体重超過でバンタム級に転向させられている。 そして、ONEムエタイ世界フライ級王者のロッタンは11月にジェイコブ・スミスを相手に防衛戦で再戦(※ロッタンとスミスは2022年5月、ONEフライ級ムエタイ世界GP準々決勝で対戦しロッタンが判定勝ち)。そして、その後は武尊との一戦が待っているため、順番待ちとなりそうだ。
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