【10節を消化して見せた、浦和レッズの変貌(2)】ヘグモ体制になって約4か月で示したメンバーと戦い方を臨機応変に変える柔軟さ……最後尾からのプレーでのメッセージ
前半のキックオフを告げる笛が響いてから数十秒後。浦和レッズのゲームキャプテン、DFアレクサンダー・ショルツからバックパスを受けた守護神の西川周作は、ボールを少しだけ前へ持ち運んだ直後に迷わずに左足を振り抜いた。 ■【動画】「何だこの天才は」と大興奮の、浦和MF中島翔哉が終了間際に披露した「超絶技巧の“鬼テク”キープ」■ ロングフィードは攻撃には繋がらなかった。しかし、左ウイングの中島翔哉を、名古屋グランパスの最終ラインの裏へ走らせた意図を西川はこう語っている。 「自分から前線の選手に対してのメッセージパスというか、そういったところを前半から見せたなかで、相手が嫌がるところも突けたと思っています」 開幕3連敗を喫した名古屋は、その後の6試合で5勝1分けとV字回復を果たして埼玉スタジアムに乗り込んできた。マンツーマンでハイプレスを繰り返してくる戦い方に、西川は2月の開幕戦で喫した苦い思いを脳裏に蘇らせていた。 0-2で完敗したサンフレッチェ広島戦との共通点は何なのか。西川はこう語る。 「マンツーマンで前から来られた開幕戦で、自分たちはボールを繋ぐことに重きを置いて戦い、そこではめられてなかなかうまくいかなかった。広島戦の経験が生きたというか、開幕戦での黒星が決して無駄じゃなかったと思っています」
■偉大な記録を目前に
開始直後のロングフィードは、名古屋の前への圧力を鈍らせる効果をも生み出す。ビルドアップの起点になってきたショルツや、DFマリウス・ホイブラーテンから意識してバックパスをもらうプレーを増やした西川は、名古屋戦をこう振り返る。 「マンツーマンでのマークなので僕からショルツたちに出すよりも、僕がボールを持って真ん中でのぞきながら見た方が相手も嫌がると思いますし、そこで自分に余裕があれば前に運ぶこともできる。そこの使い分けはうまくできたと思っています」 偉大な記録達成が近づいてきている。名古屋戦でJ1リーグ戦出場が598試合に到達。歴代1位の672試合の遠藤保仁、同2位の631試合の楢崎正剛に続く600試合の大台へ、順調ならば5月6日の横浜F・マリノス戦で到達する。 「まだまだ上にいますから、まだまだ頑張りたいと思っていますし、ひとつのモチベーションとして、本当にたくさんの方とともに達成できたらいいな、と。達成するだけじゃなくて、やはり勝利でみなさんに喜びを与えたいと思っています」 さらに名古屋を完封すれば歴代1位をさらに伸ばす通算190試合目となり、出場した試合に占めるクリーンシート率が31.77%に到達。浦和によれば、通算300試合以上に出場したゴールキーパーのなかで歴代1位に浮上していたという。
【関連記事】
- ■(この記事の前編)【10節を消化して見せた、浦和レッズの変貌(1)】ヘグモ監督が「固定から発展」と説明する“チームの姿”……安居海渡と石原広教の得点コンビの“焼き魚定食での決起集会”
- ■「身長差がいい感じ」川口春奈と三笘薫の「肩くっつけショット」が大反響!「え!かわいい!かっこいい!最高」「この絵最強過ぎる」とファン興奮【人気記事】
- ■「奥さん美人すぎる」J2清水DF高橋祐治の「元AKB48メンバー妻」がスタジアム来場で大反響!「Jリーガの奥さん綺麗過ぎてビビるシリーズ」などファン驚き
- ■「美人すぎ!」横浜FC小川航基が「来場した妻」の前で圧巻の逆転2ゴールを決め勝利に貢献!
- ■「ほんまに綺麗すぎる…」「無双の美しさ」アーセナルMFの世界的美人妻の「ユニフォームワンピ姿」が話題に! 「勝利の女神」と称えられた衝撃的投稿