犬がご飯を食べないのにおやつを食べたがる? 犬がご飯を食べない理由と対処法
愛犬がご飯を食べないとき、飼い主さんは心配になってしまうものですよね。なかには、ご飯は食べないけれどおやつやトッピングは食べるというコもいるようです。このようなとき、どのように対応すればよいのでしょうか? 【写真】オテをする小型犬 「犬がご飯を食べない理由と対処法」について、いぬのきもち獣医師相談室の山口みき先生に話を聞きました。
犬がご飯を食べないときに考えられる理由
犬がご飯を食べないときに考えられる一般的な理由には ・体調不良による食欲不振 ・おやつやトッピングの与えすぎ ・運動不足でお腹が空いていない ・ごはんを食べなければおやつをもらえることを経験・学習している などが考えられます。
犬がご飯を食べないときの対処法
犬がご飯を食べない場合、 ・ご飯を食べない状況が続く ・元気がない ・ウンチの状態に異変がある など、ほかの症状が伴う場合は、犬の体調不良が考えられるため動物病院を受診しましょう。
犬がご飯を食べないがおやつは食べる場合の原因と対処法
犬がご飯を食べないときに、元気はあるがご飯を食べない、おやつやほかの食べ物は食べたがるという場合もありますが、これは犬の食べ物のえり好みが関わっていたり、おやつを与えすぎているという可能性もあります。 では、こういったケースの対応についてみていきましょう。
与えているおやつ(間食)の量を確認
犬に与えるご飯(総合栄養食)以外の食べ物は一日の摂取カロリーを10%以下に抑える必要があります。まずは愛犬におやつ(間食)を与えすぎていないかを確認しましょう。
運動量を増やす
愛犬に与えているおやつの量を確認した上で、犬の遊びや運動をする時間を増やします。
おやつやトッピングを与えないようにする
愛犬にこれまで与えていたおやつや食事の際のトッピングをやめて、犬がご飯を食べるように促します。 しかし、犬がご飯を食べなければおやつやトッピングをしてもらえるとすでに経験・学習している場合では、飼い主さんと愛犬との根競べが必要となるでしょう。
食事に変化をつける
犬がご飯を食べない場合、フードに変化をつけるのも方法のひとつです。 たとえば、フードを少し温めて香りを立たせたり、フードの酸化や風味が悪くなることを防ぐために大袋は購入せず小袋を短期間で消費したり、フードを小分けにして密封保管するなどの工夫をしたり、フードの粒の大きさや味を変えたり、違う素材を使ったフードを与えてみるなどの方法があります。
最後に
愛犬がどうしてもご飯を食べずにおやつしか食べないという場合、愛犬の体調不良が原因でないのであれば、今回お話しした方法を根気よく試してみてください。どれか一つだけ行うのではなく、色々と組み合わせて試してみることをおすすめします。 犬のなかにはご飯が大好きなコもいれば、あまり食に興味のないコ、偏食や食べムラのあるコなどもいます。参考にしてくださいね。 (監修:いぬのきもち獣医師相談室獣医師・山口みき先生) 取材・文/maki ※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿されたものです ※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
いぬのきもちWeb編集室