山内宏明アナが選ぶオールスターメンバーは07年のヤンキース「みんなスーパースター」
◆ いつでもみんなのプロ野球!実況アナルーム7月のテーマは“私が選ぶオールスターメンバー” 「ニッポン放送ショウアップナイター」のアナウンサー陣11名が週替わりで登場する月替わりの『統一テーマ』について語ってもらう“実況アナルーム”。メジャー・リーグは日本時間7月17日、日本のプロ野球は7月23日と24日にオールスターゲームが開催されることもあり、7月のテーマは“私が選ぶオールスターメンバー”だ。 ニッポン放送ショウアップナイターで実況を務める山内宏明アナウンサーは、当時取材していた2007年のニューヨーク・ヤンキースのメンバーをオールスターメンバーに選んだ。 当時のヤンキースといえば、デレク・ジーター、マリアーノ・リベラ、ホルヘ・ポサダ、アレックス・ロドリゲスなど錚々たる選手たちが名を連ねる。山内アナは「スケールの大きさを感じましたね。日本のプロ野球を見ていて、メジャーリーグを見て全て日本のプロ野球とは違った選手もそうですが、クラブハウスの中で取材ができたり、球場も日本と規格が違うのを感じ、圧倒されましたね」と話す。 同年は5月6日に松井秀喜が日米通算2000安打を達成し、山内アナも「この試合はヤンキースタジアムから日本の深夜に生中継していました。2000安打になったヒットは、最初はエラーと記録され、試合中にヒットと記録が訂正されましたね」と当時を振り返る。また、「ロドリゲス、デーモン、ジオンビー、当時みんなスーパースターでしたが、松井さんも負けていないなと。小さく見えるのかなと思ったんですけど、そんなことないですね」と語った。 その中で、山内アナは中継ぎ投手に同年21試合に登板し、1勝1敗、防御率8.14だったエドワー・ラミレスという投手を選出した。山内アナは「(ラミレスと)カタコトの英語で意思疎通ができたのか全くわからないんですけど、クラブハウスでは松井秀喜さんの真後ろだった気がするんですよね。歩いた時にラミレス選手と最初目があったんじゃないですかね。せっかくだから日本から持っていた手拭いをお渡ししたら、故郷の母にプレゼントするよと言われたんですよね」というエピソードを教えてくれた。山内アナはその後もインターネットなどを通じてラミレス投手の成績を調べたりしたが、実際にラミレスが故郷の母に手拭いをプレゼントできたかどうかはわからないという。 同年のヤンキースはアレックス・ロドリゲスが本塁打、打点王を受賞し、MVPにも輝く活躍を見せたが、アメリカンリーグ東部地区2位で、ポストシーズンはディビジョンシリーズでインディアンスに敗れるというシーズンだった。 ▼山内宏明アナが選ぶオールスターメンバー 先発:王建民 中継ぎ:エドワー・ラミレス 抑え:マリアーノ・リベラ 捕手:ホルヘ・ポサダ、ホセ・モリーナ 一塁:ジェイソン・ジアンビー 二塁:ロビンソン・カノー 三塁:アレックス・ロドリゲス 遊撃:デレク・ジーター 左翼:松井秀喜 中堅:ジョニー・デーモン、メルキー・カブレラ 右翼:ボビー・アブレイユ ▼リスナーに向けてメッセージ 「スルッと喉越しの良い夏場に食べる冷奴、そうめんのような清涼感ある実況をしていきたいですね」 (ニッポン放送ショウアップナイター)
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