RUI、TAIKI、KANON(BMSG TRAINEE)が新オーディションの開始前に実感している“あの日”からの成長
“アーティスト”とは何かを深く知ることができた
──各々が受けたオーディションから今までの期間で、個人としてどのようなところが成長したと感じていますか? TAIKI 当時の10倍くらい視野が広くなりました。『THE FIRST』のときは「最年少だから人一倍がんばらないと」「ラッパーだから、かまさなきゃ」と思って、自分のことにフォーカスしてしまっていたんですけど、ほかのトレーニーと練習や制作をして話し合いを重ねていくなかで、どんどん視野が広がっていったというか。 RUI 俺は最近になって自分の心を飼えるようになってきました。それこそ、新しいトレーニー10人とこの夏一緒にやった合宿で気づいたんですけど、俺って人から悩みを相談されると自分までくらっちゃうんですよ。そういうときに「こういうことは考えなくていいんだ」と捨てて、自分のことに集中できるようになった気がします。 KANON 正直にいうと『MISSIONx2』のときの僕は、自分がアーティストになる上でどういう責任を背負うのかとか、アーティストとはどういうものなのかっていうことを、自分の中で考えられていなかったところがあったんです。でも、トレーニーとして契約してから今までの間で、アーティストとはどんなものなのか、深く知ることができた。あのときそのままアーティストとしてデビューしていたら、たぶんヤバイ奴になっていましたね(笑)。 TAIKI 「ヤバイ奴」って(笑)。 KANON 「楽しくやってます」って能天気なだけの人間になっていたと思うんだよね。今では「俺はBMSGアーティストのひとりなんだ」という気持ちや責任が芽生えてきました。 ──みなさん共通して、内面の変化を挙げてくださるのが興味深いですね。 KANON BMSGに入って、考え方が変わりました。たぶんBMSGじゃなかったら、みんなに技術的な成長を知ってほしくて「ここが上達しました」と言っていた気がするんですけど、それよりも内面が大きく成長しているように感じていて。 TAIKI 練習方法の影響がある気がします。どちらが良い悪いではないんですけど、ほかの事務所だと歌やラップを習う、という練習方法が多いと思うんです。でも僕たちは、トレーニーのときから自分たちで音源を作ったり、ライブに出たり、好きなように音楽をやらせてもらっている。意図的に「ここを磨こう」というより、自分の好きなことを積み重ねていく感じなんですよね。それによって、どんどんいろんなスキルが伸びていっているというか。俺らには、こっちのスタイルが向いてるんでしょうね。 KANON マジでそう。 RUI SKY-HIさんとスタッフさんのおかげです。