フアン・アーチュレッタと対戦するクレベル・コイケ

「RIZIN.47」（6月9日、東京・国立代々木競技場 第一体育館）の前々日インタビューが6月7日、都内で開催された。 　元RIZINフェザー級王者のクレベル・コイケ（ブラジル／ボンサイ柔術）が「彼が間違えたら自分の三角絞めが極まる」と得意の三角絞めでの勝利を予告した。 　クレベルは、元RIZINバンタム級王者でこの試合から階級をフェザー級に上げて参戦するフアン・アーチュレッタ（アメリカ／THE TREIGNING LAB, HB ULTIMATE & GRACIE BARRA）と対戦する。この試合は現フェザー級王者・鈴木千裕への事実上の次期挑戦者決定戦と位置付けられている。 　アーチュレッタとは3日に行われた公開練習で顔を合わせているのだが「彼はいつも優しい。試合後はいいけど試合前に仲良くするのはあまり好きじゃない」とその時を振り返った。 　アーチュレッタについては「Bellatorチャンピオン、RIZINチャンピオン、格闘技のベテラン、強い、トップ選手と戦ってきた強い人。それはみんな分かっている」と評価も「でも私が勝って、もっと自分の名前を上げて、日本だけじゃなくてRIZINを世界で盛り上げる。彼は強い。でも自分の練習を信じている。絶対勝ちます」と勝利を誓った。

「最後は自分の手が挙がっている」と勝利を誓う

　この試合はレスラータイプのアーチュレッタと柔術のクレベルという構図となっているのだが「彼のスタイルはレスリングとボクシング。（自分が）テイクダウンできないとみんなが言う。私の立ち技はまだ上手じゃないから彼はキックボクシングをやると思う」とアーチュレッタの試合プランを予想した。 　また「一番いい試合をしたい。自分のイメージでは私が勝つ。それだけを考えている、でも彼は強いので簡単な試合じゃない。絶対長い時間の試合になる。大変な試合。でも自分が最後は自分の手が挙がっている」とも。 　アーチュレッタはこの試合について「腹ペコの犬がどちらが骨にたどりつくかの競争」という例えを用い、勝ったほうがタイトル戦に進む試合と位置づけた。これにクレベルは「私も勝ったら次はタイトルマッチをしたい。同じ気持ちだが、でも私は一つずつと考えている。日曜の試合が大事。ふたりとも元チャンピオンなので絶対に素晴らしい試合になる」と語る。