【プレビュー】昨季優勝のオリックスはソフトバンクと対戦、楽天・早川隆久と西武・今井達也の投げ合いに注目、ほか | パ・リーグ | プロ野球
3月29日~31日に開催されるパ・リーグ開幕カードの見どころを紹介。昨季優勝のオリックス・バファローズは同3位の福岡ソフトバンクホークスと激突。同2位の千葉ロッテマリーンズは同最下位の北海道日本ハムファイターズを、同4位の東北楽天ゴールデンイーグルスは同5位の埼玉西武ライオンズを、それぞれ本拠地で迎え撃つ。
オリックス・バファローズ vs 福岡ソフトバンクホークス
オリックスの注目は、自身初の開幕投手を務める宮城大弥。プロ5年目の左腕は、2年目の2021年から3年連続で規定投球回&二桁勝利をマークするなど、既にエース級の成績を残している。山本由伸、山﨑福也が移籍した今季は、大エースとしての活躍に期待がかかる。 一方のソフトバンクは新加入の山川穂高に注目。昨オフに国内フリーエージェント(FA)権を行使して西武から移籍した右の大砲は、キャンプから快音を連発。オープン戦では16試合で打率.306、3本塁打、9打点とブランクの影響を感じさせない活躍を見せている。新天地での開幕戦、どのような活躍を見せてくれるだろうか。
東北楽天ゴールデンイーグルス vs 埼玉西武ライオンズ
楽天の注目は早川隆久。早稲田大から2020年ドラフト1位で入団して4年目の左腕が、自身初の開幕投手を務める。1年目は9勝を挙げるも、その後は5勝、6勝と伸び悩んでいる。エースとしての活躍が期待される今季は、自身初の規定投球回&二桁勝利を記録して飛躍のシーズンとしたい。 一方の西武は、今井達也に注目。早川と同学年の右腕は、作新学院高から2016年ドラフト1位で入団して8年目のシーズンを迎える。昨季は自身初の二桁勝利をマークするなど、着実にステップアップしているエース候補は今季、ローテーションの柱となれるか。 2人は高校3年生だった2016年の夏の甲子園の準々決勝で投げ合っている。その時は作新学院高の今井が9回1失点、木更津総合高の早川が9回3失点で今井が投げ勝った。甲子園で投げ合った2人による、プロの開幕戦での投げ合いに注目したい。
千葉ロッテマリーンズ vs 北海道日本ハムファイターズ
ロッテの注目は小島和哉。2年連続2度目の開幕投手を務めることが決まっており、名実ともにエースの座を掴んでいる。昨季まで3年連続で規定投球回をクリアし、2021年、2023年には10勝をマーク。今季も安定した投球で吉井理人監督の期待に応えたい。 日本ハムは昨季大ブレイクを果たした23歳、万波中正に注目。昨季は141試合に出場して打率.265、25本塁打、74打点の好成績をマーク。1本差で惜しくも本塁打王のタイトルは逃したが、攻守で強烈なインパクトを残し、ベストナイン、ゴールデングラブ賞を受賞した。今季はチームの中心として、8年ぶりの優勝を狙うチームを牽引したい。