11年連続ドラフト指名輩出の徳島インディゴソックスが2024年新入団選手記者会見を開催!
徳島インディゴソックスは昨シーズン、四国アイランドリーグplusすべてのタイトルを奪取して総合優勝を果たし、10月26日には11年連続となる大量6選手がドラフト指名を受けた。そのなかで阪神2位・椎葉 剛投手(島原中央出身)、西武5位・宮澤 太成投手(長野高出身)の両右腕は、今年2月キャンプ新人1軍スタートが決まっている。 【一覧】2024年 徳島IS新入団選手(プロフィール入り) 独立リーグの域を超え「NPBへの登竜門球団」としての位置づけを完全に確立した四国アイランドリーグplus所属・徳島が28日、徳島県藍住町の「ゆめタウン徳島」において2024年の新入団選手発表記者会見を開催した。 南 啓介代表取締役、今季徳島で3年目の指揮を執る岡本 哲司監督(元オリックス2軍監督)、徳島コーチ7年目の橋本 球史守備・走塁コーチに加え、欠席となった坂根 雄大投手(カリフォルニア州立大学ロサンゼルス校)を除く20人の新入団選手が、会見に出席した。一般公開となった会場は11時半の開始1時間前から観客が訪れ、最終的には吹き抜け2階テラスまで鈴なりになるなど、このイベントで過去最高レベルの動員をマークした。 会見では、まず南代表取締役が「2023年の喜びや感動が残っているシーズンかと思うが、今年も期待してほしいし、そういう期待に応えるシーズンにしたい」と決意を述べれば、岡本監督も「昨年は皆さんの後押しでいい結果が得られ、ドラフトでも6人がNPBに挑戦することができました」と感謝の言葉を綴った上で「今年も皆さんの力を借りて、目標達成できるよう全力で取り組んでいきたい」とあいさつ等を述べた。 その後、南代表取締役が四国大学書道文化学科・学生グループ「笑輪」書による2024シーズンチームスローガン「未知への挑戦―徳島の地からー」を発表した。南代表取締役は「昨年は椎葉選手が独立リーグタイとなるドラフト2位指名の景色を見せてくれたので、今年目指すのは1位指名しかない。独立リーグ業界でもまだ見たことのない景色を見に行きたいですし、その感動を皆さんと分かち合いたい。しいては大谷 翔平(ドジャース)のようにMLBを見据えた育成もしてきたいので、皆さんも一緒の気概を持って応援して頂ければ」と、スローガンに込めた意図について説明を加えている。 そして、選手20人が入場すると、会場はさらに熱気を帯びた。各選手が目標を記した色紙を持ちながら、いずれもNPBドラフトレベルに迫る強みの抱負を述べる中、椎葉と同じく社会人・ミキハウスから入団した最速153キロ右腕の宮路 悠良投手(東海大高輪台出身)は「160キロを超えて椎葉を超える1位でドラフト指名されたい」とキッパリ。東洋大に在籍したまま野球部を退部し独立リーグへの挑戦を選択した加藤 響内野手(東海大相模出身)は「一日一生、一日一日を全力で取り組んで夢のドラフト指名を受けたい」と引き締まった表情でNPBドラフト指名への覚悟を語った。 かくして約1時間にわたった新入団選手発表記者会見は盛況のまま終了。会見後、最速153キロ右腕の工藤 泰成投手(明桜出身)は「緊張はしたが、皆さんの前で応援して頂いていることを実感した。今年は課題に向き合い、昨年ドラフト指名されなかったことをプラスに変えて上位指名されたい」と、改めて徳島を飛躍の場とする誓いを語っている。 なお、徳島インディゴソックスは2月1日に徳島県徳島市のむつみスタジアムで合同トレーニングをスタート。その後は交流戦などで心技体を高め、3月30日、31日の四国アイランドリーグplus2024シーズン開幕(いずれも、むつみスタジアム午後6時プレーボールで高知ファイティングドックスと対戦)への準備を進めていく予定だ。