浜松市北部は逆転、清水町は独走 ともに2年ぶりの優勝 第25回静岡県市町対抗駅伝
第25回静岡県市町対抗駅伝競走大会(静岡陸上競技協会、静岡新聞社・静岡放送主催、県、県教委、県スポーツ協会共催)は30日、県内全35市町37チームが参加し、静岡市内の12区間42・195キロで行われた。市の部は浜松市北部が2時間12分15秒で2年ぶりに制し、浜松市が南北2チームに再編された第21回大会(2020年)以降で4度目の頂点に立った。町の部は清水町が2時間17分40秒で2年ぶり4度目の優勝を飾った。 市の部は浜松市南部が2位、連覇を狙った御殿場市は3位だった。町の部は函南町が2位に入り、昨年覇者の長泉町は3位。敢闘賞は前回より記録を伸ばしたは伊豆の国市、焼津市、御前崎市、松崎町が選ばれた。今大会から人口別の6ゾーンで入賞、敢闘賞を除いた最上位に与えられる「ふるさと賞」は藤枝市、島田市、裾野市、伊豆市、南伊豆町が獲得した。 浜松市北部は6区を終えて首位の浜松市南部と最大1分23秒差をつけられたが、7区柘植源太選手(浜松細江中)の区間新で17秒差に詰め寄り、10区清田真央選手(スズキAC)で逆転した。清水町は1区世古凪沙選手(日大三島高)の区間新から首位を独走。4区秋山汐月選手(神奈川・相洋高)からは4連続区間賞で圧勝した。 大会は市の部に23市町25チーム、町の部に12町12チームが出場。スタートの県庁本館前からゴールの草薙陸上競技場まで、初冬の駿河路でたすきをつないだ。 ■1、2位 最高の結果 中野祐介浜松市長の話 昨年の準優勝の悔しさをばねに、地域の代表としてチームの一人一人が力を発揮し、最高の結果をつかみ取った。準優勝の浜松市南部も見事な走りを見せた。浜松市のワンツーフィニッシュという最高の結果は両チームがともに競い合い、高め合った結果だ。 ■元気と感動くれた 関義弘清水町長の話 王座奪還がかない、本当に良かった。町の部で独走し、5人が区間賞に輝いた。選手一人一人が全力を尽くし、1区から一度もトップを譲ることなくたすきをつないだ。その姿は元気と感動を与えてくれた。町民の熱い応援が選手を後押ししてくれた。 市の部 ①浜松市北部 2時間12分15秒 ②浜松市南部 2時間12分50秒 ③御殿場市 2時間14分13秒 ④富士市 2時間14分50秒 ⑤湖西市 2時間15分43秒 ⑥掛川市 2時間17分33秒 ⑦沼津市 2時間17分46秒 ⑧静岡市清水 2時間18分32秒 ⑨菊川市 2時間19分26秒 ⑩静岡市静岡 2時間19分44秒 ⑪藤枝市 2時間19分56秒 ⑫富士宮市 2時間20分35秒 ⑬磐田市 2時間21分8秒 ⑭裾野市 2時間22分11秒 ⑮伊豆の国市 2時間22分27秒 ⑯三島市 2時間22分48秒 ⑰御前崎市 2時間22分54秒 ⑱島田市 2時間22分54秒 ⑲焼津市 2時間23分13秒 ⑳袋井市 2時間24分8秒 ㉑伊東市 2時間24分20秒 ㉒熱海市 2時間25分46秒 ㉓伊豆市 2時間28分7秒 ㉔牧之原市 2時間29分49秒 ㉕下田市 2時間30分19秒 町の部 ①清水町 2時間17分40秒 ②函南町 2時間21分13秒 ③長泉町 2時間23分5秒 ④吉田町 2時間23分28秒 ⑤河津町 2時間26分23秒 ⑥森町 2時間32分3秒 ⑦南伊豆町 2時間32分22秒 ⑧松崎町 2時間33分28秒 ⑨小山町 2時間33分53秒 ⑩西伊豆町 2時間36分15秒 ⑪東伊豆町 2時間36分54秒 ⑫川根本町 2時間38分10秒
静岡新聞社