ヤンキー・スタジアムのチームストアで売られている大谷とジャッジのコラボグッズ

　ドジャース・大谷翔平投手（29）とヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手（32）による〝豪華合体〟が思わぬ反響を呼んでいる。 　10年総額7億ドル（約1014億円＝契約当時のレート）でドジャース入りした大谷にとって、7日（日本時間8日）から行われている敵地ヤンキー・スタジアムでの戦いは今季初。チームとしても8年ぶりとあって、長らくライバル関係にある名門球団同士の対決に戦前から機運が高まっていた。その一つが大谷とジャッジのコラボグッズだ。ヤンキースは球場のチームストアに大谷とジャッジの特設コーナーを開設。昨季までにも増して「BATTLE　OF　THE　MVPs」とし、「JUDGE　99」「OHTANI　17」「NY」「LA」とデザインされた帽子などが販売され、飛ぶように売れている。 　その一方、長い伝統を誇る両球団だけにまゆをひそめる人も少なくないようだ。米メディア「フォックスニュース」は8日（日本時間9日）に「ヤンキースとドジャースの分割グッズにファン猛反発『これは重罪にすべきだ』」と過激な見出しで報道。「ジャッジとオオタニは間違いなくメジャーリーグの顔の2人」としつつも「ファンが本当に激怒したのはジャッジの『99』とオオタニの『17』を並べた帽子。MLBがXでファンに『どうかぶるか』を尋ねたが、その反応は愉快なものではなかった。『これは重罪にするべきだ』という返信もあった」と伝えた。 　さらにメッツの番記者であるティム・ヒーリー氏は「これはイタズラか？」「この現金強奪のゴミはいったい何なんだ？」とまで付け加えた。 　今回のコラボを巡っては「ラリー・ブラウン・スポーツ」も否定的な見解で「バカげた帽子にファンが反応」「この帽子は本当に醜いと感じる人もいた」とした上で「実際に購入する人は刑務所に属していると感じる人もいた」などと辛らつだった。 　良くも悪くも話題となるのはやはりスーパースターの証しと言えそうだ。