中嶋監督の”後任”だった…?オリックスの監督候補に挙がった大物(6)“内部昇格”もあり得た…?
昨季までリーグ3連覇を達成するも、今季は5位に沈んだオリックス・バファローズ。そんな中、指揮官の中嶋聡監督がレギュラーシーズン終了後に退任を表明。新たに岸田護投手コーチの新監督就任が決まった。一方で、岸田新監督以外にも、指揮官候補と目された人物がいた。ここでは、オリックスの次期監督候補に挙がった大物を紹介したい。
小林宏
投打:右投右打 身長/体重:182cm/82kg 生年月日:1970年11月30日 経歴:崇徳高 - 広島経済大 ドラフト:1992年ドラフト1位 2021年からオリックス・バファローズの二軍監督を務めている小林宏。内部昇格の候補に挙がっていた1人だ。 広島経済大から、1992年ドラフト1位でオリックス・ブルーウェーブ(現:バファローズ)に入団。プロ3年目の1995年には15試合に登板し、8勝3敗、防御率2.68の好成績を残してリーグ優勝に貢献した。 翌1996年は先発やリリーフ問わず37試合に登板し、8勝7敗、防御率4.08。やや安定感は欠いたが、同年はリーグ2連覇、日本一を経験した。 1998年はシーズン途中から先発に本格転向すると、31試合の登板で10勝9敗4セーブ、防御率3.59をマーク。規定投球回には届かなかったものの、自身初の2桁勝利を挙げた。 その後も、様々な起用法に応え続けた小林。そんな中、チームが大阪近鉄バファローズと合併することになり、2004年オフに選手分配ドラフトで東北楽天ゴールデンイーグルスに移籍した。 ただ、創設1年目の楽天ではわずか3試合の登板に終わり、同年オフに戦力外通告。同年限りでユニフォームを脱いだ。 引退後、2009年から2014年まではオリックスの一軍と二軍で投手コーチを経験。2015年からは、社会人野球のシティライト岡山でコーチを務めた。 その後、2016年から再びオリックスの一軍投手コーチに復帰。2021年からはチームの二軍監督を務め、若手育成に尽力している。
ベースボールチャンネル編集部