新世代ポップスター、MAXインタビュー【前編】LE SSERAFIMのHUH YUNJINとのコラボを語る。
──前作のサードアルバム『Colour Visions』の時は視覚的なイメージを、「ディズニーとウェス・アンダーソンと、少しのアダム・サンドラー」と表現していました。毎回、そういうイメージを具体的に想定しているのでしょうか。このアルバムではどうですか? ケースバイケースですね。ビジュアルのイメージで言うと、今回はよりオープンな感じ。MVもスタジオで作り上げていくより、リアルな人生をスケッチしたようなものが多くなりそうです。いろいろな街を訪ね歩き、そこで何が起きるかを観察する、みたいな映像を撮れたら面白いかなって。この東京滞在中にも、街の各地を歩き回って「WOAH」のMVを撮りました。次は何をしようかって考え中です。 ──YUNJIN さんに、BTSの面々といったK-POPスターとの仕事においては、何が一番エキサイティングですか? お互いに対して敬意を持ち合えるところでしょうか。みんなすごく謙虚で優しいんです。僕自身もアーティストとして経験を積む中で、いち人間として地に足をつけるということを大事にしてきました。誰かと一緒に仕事をする上では、もちろん才能も大事なんだけど、それ以前にまず相手を人間的に好きになれるかどうかがすごく重要なんです。 特に今の自分には娘がいて、1秒1秒がより貴重な時間になっているわけで。お互いの時間を重んじることや、お互いの音楽性を大事にすること。さらに、一緒にいて楽しいと思えること。これまで一緒にやってきたK-POPのアーティストたちは全員、それが叶う相手でした。 ●MAX ポップアーティスト。GQが「Young Pop God」と呼び、Billboardが「今後必ず注目すべきトップのポップ・スター」と絶賛。2019年、iHeartRadio Music Awardsで最優秀新人ポップアーティスト賞を受賞。2020年、サードアルバム『Colour Visions』を発表。BTSのSUGA、Chromeo、Hayley Kiyoko、JVKE、keshiなど、あらゆるアーティストとコラボレーションを行ってきた。共作したBTSのシングル「Yet To Come」で、ビルボード全米チャートで1位を獲得。 ●MAX『LOVE IN STEREO / ラヴ・イン・ステレオ』 〈収録楽曲〉 1. STUPID IN LOVE (feat. HUH YUNJIN of LE SSERAFIM) 2. IT’S YOU (feat. keshi) 3. SAY LESS (feat. DUCKWRTH) 4. WOAH 5. GUCCI BAG 6. KEEP IT CHILL 7. LOVE NEVER FELT LIKE THIS 8. STRINGS (feat. JVKE & Bazzi) 9. SUMMER ‘16 10. WASABI 11. BUTTERFLIES (feat. Ali Gatie) 12. EDIE CELINE Photo_Koki Hikari Text&Edit_Milli Kawaguchi
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