【巨人】大量13点の援護もらった先発・山崎伊織が5勝目の権利 5回まで4安打2失点
◆日本生命セ・パ交流戦 巨人―ロッテ(4日・東京ドーム) 巨人の先発・山崎伊織投手が5勝目を目指して先発。2点リードで迎えた3回に同点に追いつかれたが、その裏、チームは打者15人攻撃で11点を挙げ、大量リードに。山崎伊は5回まで4安打2失点で勝ち投手の権利を得た。 巨人は1回1死からヘルナンデス外野手が死球、吉川尚輝内野手が中前打で続き、1死一、二塁。岡本和真内野手は二飛に倒れたが、坂本勇人内野手がフルカウントから、左前打を放ち、二塁からヘルナンデスがかえり1点を先制。腰の張りで西武戦の2試合を休養した坂本が3試合ぶりの復帰戦で先制タイムリー。なおも2死一、三塁から立岡宗一郎外野手が中前適時打を放ち2点目を挙げた。 2点の援護をもらった山崎伊は3回、先頭の岡大海外野手に右前打、小川龍成内野手には追い込みながらファウルで粘られ12球目で四球。セーフティーバントで1死二、三塁となり、ポランコ外野手の中犠飛で1点。なおも2死三塁から、佐藤都志也捕手に2打席連続ヒットとなる左翼線二塁打を打たれ、同点に追いつかれた。 山崎伊の投球について内海哲也投手コーチは「球自体は悪くない。ロッテ打線が粘り強く対応してきているので、初球で決めるぐらいの気持ちで投げてほしい。厳しくいくところは厳しく、低くいくところは間違わずに投球してほしいですね」とコメントした。 同点に追いつかれた巨人がすぐさま反撃。3回、先頭のヘルナンデス外野手、吉川尚輝内野手が連続左前打で無死一、二塁とすると、岡本和真内野手も三遊間を破る左前タイムリーで続きヘルナンデスが生還。坂本勇人内野手の遊撃内野安打で無死満塁とチャンスを広げ、立岡宗一郎外野手が2打席連続タイムリーとなる中前打を放ち4点目。 なおも無死満塁から岸田行倫捕手が右前適時打、泉口友汰内野手も右前タイムリー、さらに先発の山崎伊織投手も左前打適時打、丸佳浩外野手も左前打を放ち、この回無死のまま球団記録(1996年7月9日の広島戦)に並ぶ9者連続ヒットで7点を加え、ロッテの先発・小島和哉投手をノックアウト。 2番手で二保旭投手が登板し、ヘルナンデスは空振り三振に倒れたが、巨人打線の勢いは止まらず、吉川はこの試合3本目のヒットとなる投手強襲適時打、岡本和も2打席連続タイムリーとなる左前打、坂本は押し出し四球、立岡は3打席連続ヒットとなる左前2点適時打で2点を追加。この回、打者15人攻撃で11点を挙げた。1イニングでの12安打はセ・リーグ最多に並ぶ記録。
報知新聞社