FIBAがパリ五輪パワーランキング第2弾を公開…上位2カ国変わらず日本代表は1ランクダウン
7月24日、国際バスケットボール連盟(FIBA)が、パリ2024オリンピックの男子バスケットボール競技に出場する12カ国のパワーランキング第2弾を公式サイトで公開した。 約2週間前の7月12日に公開された第1弾は、各チームの強化試合がスタートした段階で判断材料が少なかったが、今回は強化試合が終了しチームがフランス入りしたタイミングでのアップデート。チームの仕上がり具合も見えてきた中での格付けだ。 第1弾から順位が変わらなかったのは、強化試合で順調な調整ぶりを示していた1位のアメリカ代表と2位のドイツ代表。一方、直前の強化試合で4連敗に終わったフランス代表は前回3位から6位と、一気に3ランクダウン。FIBAも「どうしちゃったんだ?」と切り出し、前評判とは異なる姿を見せ続けている開催国の現状に懐疑的な視線を送っているようだ。 そんなフランスと対象的に評価を上げたのがオーストラリア代表。アメリカ代表に惜敗した一戦(92-98)も含め、7月以降の強化試合は5勝1敗と好成績を残しており、FIBAはジョシュ・ギディーとパティ・ミルズのガードコンビの好調ぶりを紹介。また、第1弾で最下位に格付けされていた南スーダン代表も、アメリカ代表に100-101と肉薄した戦いぶりを評価され、3ランクアップの9位に急浮上した。 前回10位だった日本代表は、南スーダンに追い抜かれる形で11位に一歩後退。それでも、FIBAは日本代表がフランス入りした際の雰囲気が良かったことを紹介しつつ、「さらに良いことは、日本が大きな舞台で自由奔放にひたすらシュートを打つバスケットボールを披露し、大会期間中に多くのファンを獲得するだろうということ」と、ハイペースに3ポイントシュート放つ独特なスタイルに注目。ペースを上げることが影響し、直近のドイツ代表とセルビア代表との強化試合で2試合連続100失点以上している点は懸念点だが、FIBAは「もしかしたらすべて策略かもしれない。なぜなら数日後にグループBで再びドイツと対戦するからね」と、“前哨戦”で餌をまいている可能性があるとの見解も示した。 パリ五輪でベスト8進出(予選ラウンド突破)を目標に掲げる日本代表は、27日の予選ラウンド第1戦でW杯王者のドイツ代表、31日に開催国のフランス代表(同9位)、8月2日に世界最終予選を勝ち抜いたブラジル代表(同12位)と対戦する。