京都市長選挙の立候補者の政策を一覧で比較!賛否が分かれたのはどの政策?
2024年2月4日投票の京都市長選挙に合わせ、選挙ドットコムはMBS毎日放送と共同で、「京都市長選挙2024投票マッチング」を実施しています。このコラムでは、1月31日までに回答が得られた4人の候補者の回答を紹介し、公約や意見の違いが一目でわかる「政策比較表」を掲載しています。ぜひ、投票先を決める際の参考にしてください。
賛否が分かれたのは財政難解消の方策や高さ制限、万博など!
投票マッチングでは、京都市政の課題に関する12問を「◎(賛成)」「〇(やや賛成)」「◇(どちらともいえない)」「△(やや反対)」「✕(反対)」の5択で、全ての立候補者に回答を依頼。投票マッチングの利用者にも同じ5択で回答してもらうことで、立候補者と利用者の政策面での「マッチング率」が測定できる仕組みです。 このコラムでは、2月1日までに回答が得られた福山和人(ふくやま・かずひと)氏(62)、村山祥栄(むらやま・しょうえい)氏(45)、二之湯真士(にのゆ・しんじ)氏(44)、松井孝治(まつい・こうじ)氏(63)の4人の政策を比較します(届け出順です)。平安保守党の高家悠(こうけ・ゆう)氏(35)は現時点でアンケートの回答がないため、掲載しておりません。 今回の京都市長選挙投票マッチングで、特に候補者の賛否が分かれたのは以下の4問でした。 ・2問目「財政難を解消するために、行政サービスの一部を縮小・廃止してでも、財政健全化していくべきですか?」 ・4問目「財政難を解消するために、京都市議会の定数を削減すべきですか?」 ・10問目「人口減少対策として、市内に高層住宅を建設できるよう高さ制限の緩和をさらに進めるべきですか?」 ・12問目「大阪・関西万博を、予定通り開催することに賛成しますか?」 4人の候補の賛否をまとめたのがこの表です。
オーバーツーリズム対策の財源強化や防災予算増額には全候補者が賛意
逆に、候補者の差異があまり見られなかった設問はあるのでしょうか? 6問目の「オーバーツーリズム等の対策で、宿泊税は引き上げるべきですか?」は4氏全員が「◎(賛成)」しました。 5問目「財政難の中で、町家や市内にある老朽化した木造住宅などの耐震化や防災強化のための予算を増やすべきか?」では、福山、二之湯、松井の3氏が「◎(賛成)」、村山氏が「〇(やや賛成)」でした。 また、7問目「オーバーツーリズム等の対策で、交通機関の混雑解消のため、市バスや地下鉄の運賃を観光客向けに値上げすべきですか?」は村山氏と松井氏が「◎(賛成)」、福山氏と二之湯氏が「〇(やや賛成)」と、いずれの候補も賛意を示しました。