【岡田彰布のそらそうよ】「巨人と阪神の開幕カードで両チームとも優勝争いができる力があることが分かった。ただ、阪神は藤浪の交代が……」
ドームでのレジェンズ解説。なつかし話に花が咲いたわ
第2戦の阪神先発の藤浪[左から2人目]には勝たせてあげたかったけどな。オレは5回交代で良かったと思うわ/写真=榎本郁也
甲子園は、あらためて野球の面白さ、野球の奥深さを教えてくれる。センバツ高校野球よ。すでに大会は終了したけれど、今年は試合の中盤、終盤にかけて、ゲームが大きく動く傾向が多かった。やはり野球は怖い。何が起きるか分からない。ゲームセットの瞬間まで、気を緩めることができない。それをあらためて教えてくれたわけよ。 あきらめない気持ちと“勝利”への執念……。このひたむきさこそが尊いわけで、それはプロでも同じこと。テレビ画面を通じて、オレは高校球児のピュアな思いに、シビれたわけなんよね。 そんな中、プロ野球が3月30日に開幕した。オレはデイリースポーツの評論の仕事で東京ドームへ。巨人対阪神の開幕カードよ。昨季屈辱のBクラスを味わった巨人。当然、巻き返しへ燃えている。阪神もそうよ。いよいよ巡ってきたリーグ優勝へのチャンス。戦力的にも整ったし、チーム全体が“やる気”になっている。ともに大いに燃える材料があるわけで、意地と意地のぶつかり合い。もちろん熱い戦い必至……とオレも興奮して見ていたわけよ。 オッと、その前に巨人サイドから・・・
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週刊ベースボール