春再び 選手紹介/8 折田玲選手(2年) 素振り1日300回 /愛媛
<第91回選抜高校野球大会 センバツ> 秋の公式戦では主に4番に座り、チーム最多の11打点を挙げた。3割6分4厘の高打率で躍進の原動力となった。 兄の影響で小学5年から野球を始めた。2016年夏の甲子園を観戦して松山聖陵に憧れ、神戸市から入学。先輩との上下関係や規則正しい生活など寮生活には苦戦しながらも、「野球になると人が変わる」と仲間から評されるほど、野球には人一倍の情熱を傾ける。 昨春のセンバツでチームで唯一甲子園を経験。七回途中からの出場で「雰囲気にまったく慣れなかった」と振り返るが「出場経験者としてチームにも還元したい」と率先して声を出し仲間を引っ張る。 思い切りのいいフルスイングが持ち味。一方、目の前のプレーに集中し過ぎて視野が狭くなってしまうのが欠点だという。「どうしても下からバットが出てしまう」と、今は1日300回の素振りをしてフォームの改善に努めている。【遠藤龍】