バルサ戦は欠場…ラージョ指揮官、ハメスのデビューは「コパ・アメリカ以降は練習をしていない。待つ必要がある」
ラージョ・バジェカーノを率いるイニゴ・ペレス監督が、新加入のMFハメス・ロドリゲスについて語った。26日、スペイン紙『アス』が伝えている。 クラブ創設100周年を祝福する“プレゼント”として、ハメス・ロドリゲスが到着したラージョ・バジェカーノ。首都マドリード・バジェカス地区に本拠を構えるローカルクラブは、ラ・リーガよりもセグンダに在籍していた期間が長く、コパ・デル・レイの最高成績もベスト4とタイトルとは無縁だが、古き良き風情と人情味に溢れている。特に、本拠地『バジェカス』は収容人数が約14000人とラ・リーガにおいては小さい箱であるものの、ラジスタ(ファンの愛称)の熱狂が作り出す雰囲気はスタジアムを要塞へと変貌させ、これまでにもバルセロナやレアル・マドリードを返り討ちにしてきた。 そして26日、ラージョ・バジェカーノを率いるイニゴ・ペレス監督が、ラ・リーガ第3節バルセロナ戦の前日会見に出席。同日に加入が発表されたハメスについて「とても嬉しく思っている。彼は素晴らしいヒエラルキーを持っている選手で、我々はそれを最大限に活かさなければならないが、コパ・アメリカ決勝戦以降はトレーニングをしていないようなので、この気持ちの昂りを抑え、(ピッチ上で)会えるのを待つ必要がある」としつつ、「私自身はここに来てまだ日が浅いけど、誰にでも同じことを言っている。このクラブのスタッフは、すべての選手に対してオープンなんだ。彼が適応しやすいように、できる限りのことに取り組むつもり」とデビューまでもう少し時間を要することを示唆した。 また現在36歳の青年監督は、キャリア絶頂期にスーパースターの地位を築いたハメスのような選手を指導することは、自身にとっても挑戦と言及。当時ラージョ・バジェカーノを指揮していたアンドニ・イラオラ監督の下でアシスタントコーチとして指導者キャリアを始めると、今年2月に成績不振で解任されたフランシスコ・ロドリゲス前監督の後任に抜擢されたばかりで、監督歴はまだ6カ月の新米。「ラージョのようなクラブが憧れの対象であり、(ラダメル・ファルカオも含め)そのようなキャリアを持つ選手たちがここに行きたいと思ってくれていることに興奮している。彼を快適にさせ、能力を最大限に引き出すことができるかどうかは、監督としての私にかかっている」と覚悟を覗かせている。 ハメス加入で注目を浴びるラージョ・バジェカーノだが、まずは27日に控えるバルセロナ戦で、舞台は“要塞”『バジェカス』。過去3年間のリーグ戦は2勝1分と無敗だ。
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