米経済紙が佐々木朗希特集 今冬移籍は「東京の通勤者よりも急いでいる」元助っ人に情報収集したことも判明
米国唯一の日刊経済紙「ウォール・ストリート・ジャーナル」が、ロッテからポスティングシステムを利用してメジャー移籍を目指す佐々木朗希投手(23)の特集を24日までに掲載。日本国内の佐々木に対する論調や今季ロッテでプレーしたジェームス・ダイクストラ投手(33)と佐々木とのやり取りを明かした。 【写真あり】“令和の怪物”佐々木朗希が初バラエティーで憧れの女優とサプライズ初対面!しゃべくり007で暴露話も 同紙は「佐々木朗希にはアメリカ球界で3億ドル(約462億円)以上の契約を勝ち取るチャンスがあった。彼がしなければならなかったのは、日本であと2シーズン過ごすことだけだった」と指摘。その上で「令和の怪物というニックネームを持つこの投手は、東京の通勤者以上に急いでいるようだった」と佐々木が将来的に得るはずの巨額契約を失ったとしても今オフの移籍にこだわったことを独特な表現で伝えた。 今オフの移籍にこだわった佐々木の動きについて、一部のMLB関係者を「あ然とさせた」としたが、「彼を知る者は驚いていない」と入団当初からメジャー挑戦志向を持っていたことも伝えた。今季育成契約でロッテと契約したアンディ・マーティンの話として「彼は米国に来て良い成績を残し、キャリアでお金を得るという自信があるからこそ、そのお金を手放すことをいとわないのだ」とのコメントを伝えた。 ダイクストラの「彼の才能を考えると、彼を非難するわけではない。彼が証明すべきことはほとんどない」とのコメントを紹介しつつ、同紙は「日本の誰もがそう思っているわけではない」と日本の論調を紹介。大谷翔平や山本由伸が日本で実績を残し、チームを優勝に導いてきたことと比較し「確かに先輩たちと比べて日本で多くのことを成し遂げていないのは事実だ」とした。日本の野球について詳しく執筆している野球史家のロバート・フィッツ氏の「私と多くのマリーンズのファンは、佐々木が基本的にチームを裏切っていると感じている」とのコメントも伝えた。 最後に同紙は佐々木の移籍先としてドジャースとパドレスが有力候補としつつ「佐々木が全ての選択肢を検討することは明らかだ。ダイクストラによれば、佐々木は最近の祝福のテキストメッセージに対して、ホワイトソックス、レンジャーズ、ブルージェイズについての情報を求めた」と佐々木からダイクストラにメジャー球団の情報を求める連絡が入ったことも明かした。 そしてダイクストラが「彼がこちらに来て、その実力が認められれば、お金は入ってくる」と佐々木の能力を高く評価していることも伝えた。