〈2024年12月度CM好感度ランキング〉「Eトヨタ」 電動車たちがみんなで〝自己紹介〟
CM総合研究所(関根心太郎代表、東京都千代田区)は、2024年12月度のCM好感度ランキングを公表した。総合ランキングでは日本マクドナルドが4カ月連続の首位、2位が「年末ジャンボ宝くじ」、3位が就職媒体「インディード」だった。自動車業類は18カ月連続でトップテンを逃した。 東京キー5局でオンエアされた全CMを採録・分析するとともに、特約視聴者モニター3千人にCMの印象・商品購買の意向などを聞いた。今回の対象期間の2024年11月20日~12月19日に放映された全CMは2463銘柄(前月比43銘柄減)で、このうち自動車業類は60銘柄(同18銘柄減)だった。 自動車業類は、給油にとどまらないサービスを訴求したENEOS(エネオス)と出光、三菱自動車の「アウトランダーPHEV」がトップ3。そしてランキング圏外からブリヂストンの冬用タイヤ「ブリザック」とトヨタ自動車の企業広告「E(いい)はなし」がトップ10入りした。 CM総研は、これらの中から6位のトヨタに注目。CMは「E」の文字をモチーフとしたキャラクターの案内でハイブリッド車(HEV)の「プリウス」「クラウン」のプラグインハイブリッド車(PHEV)、燃料電池車(FCEV)の「ミライ」、バッテリー電気自動車(BEV)の「bZ4X」が、それぞれ〝自己紹介〟をして「私たちは電気で走るトヨタです」と声をそろえる内容。「全方位戦略」を掲げるトヨタならではの幅広い電動車のラインナップを伝え、他社との差別化を図った。 CM好感要因の「商品にひかれた」をはじめ「企業姿勢にウソがない」「時代の先端を感じた」でスコアを伸ばした。視聴者からは「かわいらしくて印象的」「このEVはどうやって走るのかを説明してくれて、分かりやすかった」などのコメントが寄せられた。 (次回は2月7日付)