輪島の小学校で70人入学式 校舎被害で6校は合同開催
能登半島地震で大きな被害を受けた石川県輪島市で8日、市立小学校の入学式が開かれた。鳳至小や河井小などの6校は校舎が被災するなどしたため輪島消防署で合同開催。会場では式を前に地震の犠牲者に黙とうがささげられた。市の9校、計約70人の新1年生が春らしい暖かさの中、記念の日を迎えた。 鳳至小に入学した酒井稀冬君は「勉強を頑張りたい」と緊張した様子。父親の自営業透さんは「6年間で輪島の様子も変わっていくと思うので、自分の目で見ていってほしい」と願った。 輪島消防署の合同入学式は、3校ずつ2度に分けて開催。市教育委員会は、4月から6校の授業について、市立輪島中の空き教室で行うとしている。