無限に広がる空想の世界を旅する、五戸真理枝演出の文学座「アラビアンナイト」開幕
「文学座公演『アラビアンナイト』」が、昨日5月4日に東京・文学座アトリエで開幕した。 【画像】「文学座公演『アラビアンナイト』」より。(他10件) 「アラビアンナイト」は、2002年から2011年まで文学座が行っていた「ファミリーシアター」の第1弾として上演された作品。今回はアトリエ本公演として、五戸真理枝の演出で同作が“復活”する。国中から慕われていた王シャハリヤールは、最愛の妻に裏切られたことをきっかけに毎夜若い娘を妻に迎えては翌朝処刑するという蛮行を繰り返していた。その王様に仕えていた大臣の娘シャハラザードは一計を案じ、自ら王様の妻となることを申し出る。シャハラザードは妹のディーナザードと王様を聞き手に、世にも不思議な物語を夜な夜な語り……。 五戸は「2024年版『アラビアンナイト』は、劇場に集う皆さまの感性と心にお届けして、喜びや楽しさや驚き、さまざまな感情を響かせあいながら、無限に広がる空想の世界を旅していく『アラビアンナイト』になりました。一期一会で繰り広げられる清らかなライブ感の中で、物語をお楽しみください」とコメントしている。 公演は5月18日まで。なお4日から6日までの3日間は未就学児も入場できるファミリーデイとなり、8日以降の通常公演とは一部内容が異なる。上演時間は、ファミリーデイでは10分の途中休憩2回を含む2時間35分、通常公演では15分の休憩1回を含む2時間45分を予定。 ■ 五戸真理枝コメント 10人の俳優たちが、劇場内に生まれるコミュニケーションと想像力をあやつりながら物語を語っていきます。 物語の世界を演技で具現化するために、通常の演目の何倍も時間をかけて話し合い、繰り返し稽古して、細かなニュアンスまでこだわり抜いて立ち上げました。 お客さまに私たちが想像した世界が見えますように。そして心からお楽しみいただけますように。そう願いながら。 2024年版「アラビアンナイト」は、劇場に集う皆さまの感性と心にお届けして、喜びや楽しさや驚き、さまざまな感情を響かせあいながら、無限に広がる空想の世界を旅していく「アラビアンナイト」になりました。 一期一会で繰り広げられる清らかなライブ感の中で、物語をお楽しみください。 ■ 文学座公演「アラビアンナイト」 2024年5月4日(土・祝)~18日(土) 東京都 文学座アトリエ □ スタッフ 作:ドミニク・クック 訳:鴇澤麻由子 演出:五戸真理枝 □ 出演 藤川三郎 / 松井工 / 千田美智子 / 相川春樹 / 日景温子 / 柴田美波 / 松本祐華 / 稲岡良純 / 比嘉崇貴 / 牧紅葉 ※U-30チケット、高校生以下料金あり。