写真：クラウド Watch

　株式会社WHI Holdings（WHI HD）は14日、傘下の株式会社Works Human Intelligence（WHI）の統合型人事システム「COMPANY」に、同じく傘下である株式会社サイダスの人材データプラットフォーム「CYDAS」を融合し、「COMPANY Talent Managementシリーズ」をリニューアル提供すると発表した。 　WHIでは、統合人事システム「COMPANY」を多くの企業・団体に提供してきたが、昨今では、日本経済全体で事業環境の変化や人材不足の影響により「人への投資」が積極化する中で、企業の持つ人的資本をより戦略的に活用していく、タレントマネジメントへの注目が高まっているという。 　そこでWHI HDは6月に、タレントマネジメント領域の強化を目的としてサイダスを子会社化。WHIとサイダスでは、そこから約4カ月の共同開発を経て、日本企業に適した機能の網羅性と使いやすさを特徴とする、新たな「COMPANY Talent Managementシリーズ」を提供するとした。 　新シリーズは、日本企業の高度で複雑な人事制度に最適化されており、タレントマネジメント推進のための利便性を追求している点が特徴。この製品により、タレントマネジメント領域からでも「COMPANYシリーズ」を利用開始可能になったとのこと。 　なお、さまざまな利用者、利用シーンを想定して設計されたUI/UXを備えており、ステムに不慣れな利用者も直観的に操作できるため、すべての従業員の積極的なシステム活用を支援可能。日常的な利用が促進されることによって、従業員一人ひとりの価値観やモチベーション、キャリアプランといった、定性的な人材データを蓄積、参照できるとしている。 　製品としては、人材と組織の可視化・分析を、企業が求める人材・ポジションの定義とあわせて実施することで、人材の確保、最適配置、将来に向けた異動・登用、ジョブ型・メンバーシップ型・ハイブリッド型の多様な人事管理など、日本企業に求められるタレントマネジメント機能を網羅した10製品を用意する。