「地方創生」を訴える徳島の重鎮2人に若手が挑む 阿波の熱き戦い(徳島2区)【衆院選2024】
■「お金をかけない選挙を」数人のスタッフと戦う新人の祝さんが維新から立候補
愛憎渦巻く2人の政治生命を懸けた戦いに加わるのが… 祝聡さん:私の名前、祝日の祝、祝うと書いて“ほうり”と読みます。どうか皆さま、名前と顔を覚えていただきますよう。 徳島2区に初めて日本維新の会が擁立した、香川県でゲストハウスを経営する祝聡さん。 「お金をかけない選挙を」と、わずか数人のボランティアスタッフと戦いに挑んでいる。 祝聡さん:選管に届ける申請書などがなかなか自分でやってみて大変。ここまで手書きなの?と。 インタビュー中に宅配便が。荷物の受け取りも自分で。 祝聡さん:“為書き”ですね。ありがとうございます。いただくと身が引き締まります。 当然、壁に貼るのも自分。いざ、選挙戦が始まると… 祝聡さん:祝と申します。頑張りますのでよろしくお願いいたします。 祝さんが手作りの選挙戦に挑むワケは… 祝聡さん:この30年間振り返り、自分の暮らしがいまだによくなっていない。 景気が良くなっていない。そう実感しています。デフレから脱却して、株価上がっています。企業も業績はあがっています。ただ、自分たちの暮らしが良くなっていない。どうにかして日本を変えていきたい。
■共産からは新人の浜さんが「歪んだ政治を一掃したい」と訴える
共産党からは浜共生さんが出馬。 浜共生さん:これが始まるといよいよ選挙なんだなと。 党の職員として働く浜さん。自身が選挙に立候補するのは初めてだ。 選挙ポスターを取りまとめ、支援者に手渡すが… 支援者:丸めなアカン。自分で。 指示を受けてしまった。 記者:心強いですね。 浜共生さん:いつもはもう少し厳しく、でも温かく。きょうはカメラが回ってるので…いつもより優しいかな。 支援者:いつもどんな恐ろしいんかと思われるでな。ほんまに。 浜さんは、今の大企業優先の政治が庶民の生活を苦しめていると訴える。 浜共生さん:低賃金・長時間労働、不安定な雇用でだれが笑い、だれが涙を流しているのか。このことを共産党は“矛盾”と捉えてすぐに直していこう。 浜さんが“社会の矛盾”を意識するようになったのは、会社員時代に労災事故で入院した時。 浜共生さん:医療従事者のタイトな労働環境。当たり前のように朝帰った人が夕方『こんにちは』ってやってくる。社会・政治を変えていくことで、私たち国民にとって役に立つ制度に変えていく。 浜さんの信念は、ただ一つ。 浜共生さん:大企業優先、財界優先のこの歪んだ政治を一掃していこうではありませんか。 徳島政界の重鎮2人に割って入ることはできるのか。 阿波の国で熱い戦いが繰り広げられている。 (関西テレビ「newsランナー」 2024年10月17日放送)
関西テレビ