独総合PMI、11月は2月以来の低水準 サービスが縮小に転じる
[ベルリン 22日 ロイター] - S&Pグローバルがまとめた11月のドイツのHCOB総合購買担当者景気指数(PMI)速報値は47.3で2月以来の低水準となった。アナリストの横ばい予想に対し、10月の48.6から低下した。 サービスPMIも51.6から49.4に低下し、縮小局面に陥った。 ハンブルク商業銀行(HCOB)のチーフエコノミスト、サイラス・デラルビア氏は「つい最近まで、ドイツ経済は製造業の落ち込みをサービス業がカバーすることで安定を保っていたが、もはやそうではなくなった」と述べた。 ショルツ連立政権の崩壊、2月の選挙という政局の不透明感も重しとなっている。 製造業PMIは43.0から43.2にわずかながら改善したが、好不況の分かれ目の分かれ目である50を依然大きく下回っている。