【ONE LOVE ONE HEART インタビュー】“今日はこれを聴こうかな?”っていう感じで聴いてもらってもいい
“青春代演エンターテインメント”グループのONE LOVE ONE HEART(以下、ラブワン)が2ndアルバム『愛せ、至極散々な僕らの日を』を発売。“10代の青春”をテーマに、いろんなタイプの楽曲が収められた一枚に仕上がった同作への想いを、相原一心、笹原遼雅、イーチ、飯塚瑠乃、矢嶋由菜の5人に語ってもらった。 ONE LOVE ONE HEART インタビューその他の写真
ライヴでもちゃんと歌詞の意味まで伝えたい
──2ndアルバムが完成しましたが、今回はどんなアルバムになりましたか? 飯塚:1stアルバム『LOVE1』(2023年1月発表)は私たちの主演舞台『オノマトペ』の楽曲がほとんどだったので、“葛藤”をテーマにした曲が多かったんです。今回も葛藤はありますけど、テンションが上がる曲もあったりするので、いろんな感情で聴いていただける作品になっています。 相原:今回はさわやかな楽曲も多いです。それに、前作にはなかった男女別楽曲が2曲ずつ収録されているので、聴くのも楽しいし、ライヴでも楽しんでもらえるんじゃないかなって。 笹原:明るい曲からシリアスというか歌詞の意味が深い曲まであって、楽曲の幅がより広くなっているアルバムなので、その日の気分で“今日はこれを聴こうかな?”っていう感じで聴いてもらってもいいと思いますね。あと、収録されている曲に四季それぞれに合った曲があるので、一年中聴いてもらいたいです。 イーチ:「愛せ、至極散々な僕らの日を」や「Prime Numbers」などは自分に突き刺さるものがあって、勇気がもらえる楽曲で、“ひとりでも大丈夫だよ”という感じの歌詞に元気をもらえる感じがします。「ハイスイノジン」とか「マジで超やべぇ」のような男女別の曲もあったり、メッセージ性の強い曲もあったりするので、本当に幅広い作品になりました。 矢嶋:ラブワンは“青春”がテーマなので、10代の方には今を思いながら聴いてほしいし、20代や30代以上の方には“懐かしい”と感じてもらいながら聴いていただけたらいいなって。 ──リード曲「愛せ、至極散々な僕らの日を」はMVも制作されていますが、ストーリー性のあるものになっていて観応えがありました。 相原:ありがとうございます! このMVは昨年の夏に公開された「Fireworks」のMVと世界線が同じで、その続きみたいになっているんです。「Fireworks」の時は“今しかないキラキラした青春を楽しんでいる僕たち”だったのが、「愛せ、至極散々な僕らの日を」では“これからの未来”を思って葛藤していたり、努力していたりする姿が観られるMVになっています。最後まで観てもらうと“to be continued”と出てくるので、僕たちもまだ分かってないんですけど、もしかしたらこのMVに続く作品も今後出てくるかもしれません。台詞も入っていて、かなり内容の濃いものになりました。 飯塚:最初に台詞あるMVって斬新というか、あまり観たことがなかったので、ひとつの物語を観ているような満足感もある作品だと思いました。その中にダンスもあったり、みんなの葛藤が含まれていたり、いろんな要素があるので楽しんでもらえるんじゃないかなって。 矢嶋:とにかく“楽しそうでなにより”って感じなんですけど。 飯塚:“楽しそうでなにより”って(笑)。MVに出てますよね? 矢嶋:出ています(笑)。「Fireworks」と続いている感じなのも、完成した映像を観た時に“おっ!”ってなりました。自分たちの楽曲のMVなんですけど、純粋にひとつの作品として楽しく観ることができましたね。そういう意味で、ちょっと客観的に“楽しそうでなにより”って言っちゃって(笑)。 ──(笑)。撮影はどうでしたか? 矢嶋:今回も制服を着させていただけるということで、制服はMVで何度か着ていたんですけど、今回は特に意味が深いというか。今の学生にも共感できるような戸惑い、“何をしたらいいのか分からない”という状況ってあるじゃないですか。周りの仲間がどんどん前に進んでいって、自分だけが取り残されているような感覚みたいな。主人公を演じた藤咲碧羽が、そこをうまく演じてくれていて、“なるほどな”と思いました。 ──主人公がいるので、そういうところも客観的に観られるところでもありますよね。 矢嶋:はい。台詞があることによってドラマみたいに楽しんでもらえると思います。 笹原:ドラマみたいな感じで観ることもできますし、MVとしてもすごくいい作品になったと思っているので、ふたつの楽しみ方ができるところも魅力です。 ──リリースイベントを含めて、ステージでもすでに披露されていますが、歌とダンスに関してはどうですか? 飯塚:歌はキーが高くて、がっつり踊る曲なので、鍛えられます(笑)。でも、楽しいですね。フォーメーションも結構変わったりするので、観応えがあるんじゃないかな? イーチ:難易度が高くて、ラブワンの曲の中でも私は一番葛藤している曲です。もともと私もそんなに声が高いほうじゃないので、“音域の広い碧羽の歌についていけるかな?”っていう不安もありましたが、自分らしい表現を入れてレコーディングに臨みました。レコーディングの時は歌だけに集中して、振り入れの時は“この曲の意味は何だろう?”とか考えてやっていたんですけど、ライヴでは歌もダンスもあるので、今のところはいっぱいいっぱいって感じです。もっといいパフォーマンスを観せられるように頑張ります。 飯塚:本当にすごい難しい曲なんです。振り数も多いし、全員の踊りがバラバラしすぎてもダメだし。でも、歌とダンスの両方のクオリティーが高いというのはラブワンらしさでもあると思うんです。なので、今は大変だけど、もっとクオリティーを上げていきたいと思っています。 笹原:歌詞に意味のある曲だと思っていますね。ライヴでもちゃんと歌詞の意味まで伝えたいと思っているので、ライヴやイベントではそういうことを意識しています。 ──メッセージをライヴでも伝えるというのは重要ですからね。 笹原:はい。 相原:この曲は歌詞も学生とか10代の子に寄り添っている感じがありますけど、サウンドだけ聴いてもJ-POP感が強めで、それがすごく好きで、パフォーマンスはめちゃくちゃ踊るんですが、高さとか角度とかが揃うとよりカッコ良く感じてもらえると思うので、自分としてももっとクオリティーを上げていきたいです。