【山形】「危機管理課」新設 蔵岡地区の集団移転を推進・住民の意見集約し事業計画素案づくり着手 戸沢村
さくらんぼテレビ
仕事始めの6日、2024年7月の豪雨で大きな被害が出た戸沢村では、蔵岡地区の集団移転を推し進める新たな部署が設置された。 2024年の豪雨災害を受けて、戸沢村は災害に強い村づくりを進めるため機構改革を行った。 総務課の危機管理室を廃止し、1月1日付けで「危機管理課」を新設。その中に「集団移転対策室」を配置し、県から派遣された2人を含む5人の職員が事業計画の策定などを進めていく。 (県から派遣・新田正吾集団移転対策専門員) 「県庁では広報を担当し、国との調整などの業務にあたった経験もある。経験を生かしながら、蔵岡地区のみなさんの話をできるだけ対面でお聞きし、丁寧に検討を進めていきたい」 加藤文明村長は職員を集めた年頭訓示で、「巳年には物事が安定していく」との意味があると紹介した上で、復興への強い決意を口にした。 (戸沢村・加藤文明村長) 「復旧・復興に努力を重ね、物事が突き進んでいくようにみなさんと先頭に立って、私も一生懸命頑張るので、どうか職員それぞれの持ち場・立場で今年1年しっかり頑張っていこう」 集団移転事業に向けて村は12月、蔵岡地区の69世帯にアンケート用紙を配付し、希望する「居住地」や「住宅の構造」などを尋ねる意向調査を進めている。 1月15日には回収を終える予定で、新たに配属された職員は住民の意見を集約し、事業計画の素案づくりに着手する方針。
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